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自分を殴らない

私はたまにおかしくなる。怒りや苛立ちに支配され沸騰寸前の時、僅かに残っていた理性が「他人には当たるな」と囁いて消える。その瞬間、強く握った右の拳で自らの脚を殴る。何度でも殴る。手が痛もうが足が痛もうが怒りが去るまで殴る。痛い。虚しい。惨め。えーん。大体こんな感情が湧き出てきて手が止まる。足がジンジンする。こんなやり方はおかしくて不健康だ。

と思うのだが、沸騰寸前の熱湯をどう冷やすか、実際に冷蔵庫に頭でも突っ込んでみようか、これこそ狂人ではないか。だが冷蔵人間でも自分を殴るよりかはマシではないか。うん、確かに。(早く閉めなさい!って怒られるオプション付き)

あ、拳を開いたら、パーになるわけだから、殴るよりかは痛くなさそう。自分を殴らないけど、叩く。今はパー作戦で行こうか。ROOKIESの川藤先生が言ってた。「握れば拳、開けば掌」だけどね先生、わたしはまだダメダメだから、手を開いても自分を叩いてしまうんだ。オロン。


とか書いてるうちに素晴らしいアイデアが降りてきた。摩るんだ。そうしたらノーダメ&体もポカポカ。健康だ。怒りゲージが溜まって、イライライライラ、理性が言った、「他人には当たるな。」もうダメ!沸騰!!と言う時に高速で体をさする。怒りに任せてさする!ウオオオオオオオオオさすさすさすさすさすさすポカポカポカポカポカ!!!!!!!!!


多分馬鹿らしくなって怒りとか忘れると思う。




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