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2022年真夏の大冒険㉒ 福岡ラウンド開幕初日

家近くのバス停から福島駅行きのJRバスに乗ったのが18日前の朝。
福島駅からJR普通列車で仙台駅、バスで仙台港、フェリーで名古屋港、市バスで野跡駅 、さざなみ鉄道で名古屋駅、近鉄特急で鶴橋駅、大阪メトロで大阪南港、フェリーで志布志港、さんふらわあライナーで鹿児島中央駅前、市電でいづろ通り、フェリーで桜島、巡回バスで桜島観光、フェリーで鹿児島港、市電で鹿児島中央駅、JR普通列車で指宿、レンタカーで薩南めぐり、JR普通列車で鹿児島中央駅、市電でいづろ通り、フェリーで小宝島、フェリーで鹿児島港、市電で鹿児島中央駅、鹿児島空港連絡バスで鹿児島空港、Peachで那覇空港、ゆいレールで旭橋駅、レンタカーでヤンバル観光、ゆいレールで那覇空港、ソラシドエアで石垣空港、空港連絡バスで白保小学校前、空港連絡バスで石垣空港、RACで与那国空港、送迎車で久部良、ダイビングボートで与那国島ダイビング、送迎車で与那国空港、RACで石垣空港、空港連絡バスで白保小学校前、空港連絡バスで石垣空港、Peachで福岡空港、地下鉄で博多駅。というのが今までの履歴。
自覚はないけど、立派な乗り鉄かも?

さて与那国島に別れを告げて石垣空港で福岡行きPeach便に乗り継ぐわけだが、待ち時間が約5時間、この中途半端な時間をどう使いましょうかね?
考えた挙げ句に出した結論は、30分間隔で走っている東バスで2つ目の白保小学校まで7分間乗ってマエザト食堂で昼飯食って商店のオバァとだべって、なんなら白保浜を散歩してバスで空港に戻って来る、まったく冒険味がない慣れ慣れな時間つぶし。

「あれ?また来たの?」軽口を叩かれながらカツ丼食べて、ご丁寧に御嶽に別れの挨拶をして白保浜でタバコを3本吸って、機内食用にじゅーしーおにぎり買ってバスで空港に戻ったらちょうどいい塩梅な時間になっていた。

マエザト食堂

2時間のフライトで1年ぶりに福岡空港到着。
地下鉄6分で博多。市街地とのアクセス最高な福岡空港はホント日本一使いやすい空港だと思う。

福岡市上空

今回の博多の宿は「サットンホテル 博多シティ」と言うビジホ、4泊の予約を入れている。4泊で19800円也。今回の旅行は宿代(素泊まり)の上限を5000円と決めている。上限ギリギリのジョートーな部類の宿になる。

2021年-2022年は、コロナ禍真っ最中に世間の空気も読まずに、わりと長期な旅行をやってたんだけど、コロナ禍の旅行はパラダイスだった。
交通機関や宿は直前でも予約は簡単に取れるし、各種クーポンまで使えばとっても安い。
閉鎖空間に長時間閉じ込められる長距離フェリーは、4-8人用の部屋を独占できるまさにパラダイス。今回利用した志布志→鹿児島の高速バス「さんふらわあライナー」もコロナ前は別途料金が必要だったけど無料。(5人しか乗車してなかった)
通常ならば新宿~博多間の長距離バスの個室なんてなかなか取れないプラチナシートなのに、簡単に予約が取れてしまう。

有名観光地はどこもガラガラだし、海外からの観光客もまったくいないので集団暴力的な騒がしさもない。数か国語で流れる車内アナウンスも虚しく聞こえた。

飲食店の休止や営業時間の短縮だけがやっかいで、時間を忘れて遊び呆けると即晩飯難民になってしまう。

それとダイビングサービスや民宿などの共有スペース使用問題。どこも厳粛なルールが施され甚だ居心地が悪かった。

でも、そんなマイナスポイントを差し引いたとしてもコロナ禍の旅行は旅行者的にはありがたい期間だった。幸いにも私は新型コロナにも感染せずにコロナ禍真っ只中を楽しく過ごせたのだが、あんな幸せな期間がまた来ればいいのにと思うのは不届き者なのだろうか。

福岡ラウンドの行ってみたいとこ、やってみたいこと。
昨年の福岡が天神泊だったので今年は博多エリア泊、徒歩でも行き来できる距離しか離れていない有名な2つのエリアの違いを感じてみたい。

博多MAP

そして「食」。去年の天神でも思ったのだが、福岡は何を食っても旨すぎる。きっと胃袋との戦いになるだろう、食いたい物の数量に対して許容量の決まった一つの胃袋で戦うには酷すぎるのだ。複数人数の旅ならば少しずつシェアして数をこなす戦いもできるが、一人旅ではそうもいかない。確実に分が悪い。
深刻な悩みでもあるが、果たしてどこまで抵抗できるかも楽しみだ。

行ってみたいところは2ヶ所。関門海峡と平尾台だ。
橋でつながっている本州と九州を隔てる狭い海峡、どうせなら歩いて渡ってみたいし、狭い海峡に流れ込む激流になる潮も見てみたい。
カルスト台地である平尾台は、緑の山に点在する白い石灰岩の写真を見て以来ずっと興味津々だった。あの風景の中に立ってみたいのだ。

関門海峡と平尾台

実質3日間の短い滞在の中で、どこまで深く踏み込むことができるのかは不安だけど、できる限り深く広く福岡を知りたいと思っている。
そのためには十分な事前学習が必要、今夜は情報収集に徹することに没頭するつもりだ。

部屋にこもるその前に、店が開いてるうちに夕食を済ませなければ。ホテルの周りには数多の飲食店が立ち並んでいる。まずは出かけよう。
博多初級者なので、駅ビルから攻めるのが妥当だと思い、飲食店が集まっている「博多三百歩横丁」経由「KITTE 博多」のルートを進んだ。

駅ビル内なので主たるターゲットは博多初心者の観光客狙いの店だと思う。地元の呑助ならば「あんなとこに行ったの」と言うと思う。でもこっちも着いたばかりの完全な初心者だ、いかにも博多入門っぽいKITTE 博多9Fの「博多の大衆料理 喜水丸」のカウンターに陣取った。

「活きサバ」「イカ一夜干し」「梅軟骨」「ポテサラ」の4品を芋酎ロックでいただいた。
サバを生で食べられる幸せ。焼きでも〆でもなく活きで食べられる土地は前々から羨ましく思っていたのだが、やっぱり旨かった。
お店からは「活きの良いカンパチ入ってますよ」と勧められたが、カンパチならば他でだって食べられる、あえてゴマサバにしなかったのは宿近くに美味そうなゴマサバ専門店があったから。
活きサバ、正解だった。
「梅軟骨」梅+軟骨の組み合わせは未知のものだったし、初めての食べ物ってやつは何でも口に入れたい性分なので注文したが、この組み合わせはアリだ。
「イカ一夜干し」と「ポテサラ」は想像を超えることは出来ず思ってた範囲内、4品頼んで2勝2分けならば初心者としては十分な成績だ。

博多の大衆料理 喜水丸

エレベーターでB1に降りて「博多とりかわ大臣」で鶏皮を塩5本タレ5本、バラ5本、牛サガリ2本をテイクアウトして部屋に戻った。
すでに腹は八分目、食べきれず一夜越しの焼き鳥なんぞは絶対に食べたくない。意地でも食べきってから寝なければ。予想通り胃袋との戦いになっている。

鶏皮

焼き鳥を食いながら駅ビルで買ってきた糸島産の日本酒「田中六五」(ネーミングだけで選んだラベル買い)を呑んで、PCで明日の下調べ。
パンパンに膨らんだ腹を擦りながら福岡初日の夜は更けていった。

田中六五

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