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マンモグラフィに行ってみる。

私、Kohada先月45歳になりまして、かかりつけ医よりマンモグラフィー受けてきなさい、と連絡がきた。

教えられた電話番号に連絡して、予約を取ったのが、比較的家から近いマンモが受けられる場所はなんと11月まで予約がいっぱいとのことで、次に近いところを予約した。

移住して2年。ほぼペーパードライバーだった私だが運転にもかなり慣れて、今では夫の7人乗りの車も運転できるようになった。
それでも高速は夫の許可が出ないため乗っておらず、高速で行けば20分くらいのところ地道で30分かけていくことにした。以前地道でそのエリアに行けるようにすべく、夫の運転でそのルートをドライブしたことがあるのだが、助手席にいるのと、運転するのは大違いである。そして私は知らない場所を運転するのがなかなか苦手。

そんな苦手を克服し、なんとか山を越え、谷を越え、無事予約時刻より10分早くついて、受付をしようとしたら大変なことが判明した・・。なんと受けられなかったのである。

受付嬢に「マンモは初めて?」と聞かれたので、「そう」と答えたのだけど、私の意図するところは「”NZで”初めて」だったのだが、問診票を書き進めていくと前回のマンモはいつだったか、という欄があり、そこに2023年1月と記入した。

NZはなんと45歳になって初めてマンモグラフィーを受けれるらしいのだが、私は日本の人間ドッグで30過ぎから毎年受けていた。10年以上働いた会社が人間ドッグを手厚くしてくれていたので、予算上限9万をギリギリつかってかなりいいレディースドッグを受けていてデータもすべて蓄積されているので、前回帰国の際も同じクリニックで同じ人間ドッグを受けておいた。(NZには人間ドッグなんてないし、怪我や病気をしてもすぐに見てもらえないことも多いようなので、夫と一緒に日本で人間ドッグを受けておいたのだ)

問診票を記入し、受付嬢に「ごめん。私初めてって言ったけど、NZでうけたことないだけで、今年のあたまに日本で受けてる。」と伝えたら、「ええ~!そしたらあなた、受けれないわよ。放射能を浴びるから1年に1回しか受けられないことになってるの。前回受けたのがNZであろうとなかろうと」
といいつつ問診票を確認し、私の住所をみて
「やだー。遠いところから来てくれたのに申し訳ないわね。予約時に聞かれなかった?」と申し訳なさそうにしてくれたので「あんまり覚えてないけどたぶん聞かれてないと思う。とりあえず過去12カ月に受けたかとは聞かれてはいない。でも大丈夫、コストコ(近くにある)に行きたかったからコストコ行って帰るわ」と伝え、次回の予約のアレンジをして病院を出た。

確かにわざわざ30分かけて行って、えー!とは思ったのだが、受付嬢が悪いわけでもなく、どちらかというと私が悪いような気もする。
というのも予約の際のことを思い返してみるといくつか質問をされて、豊胸手術をしたことがあるか、と聞かれ、見事に質問の意味が分からず、焦って聞き直してやっと理解した。その前にさらっと、マンモは初めてですか?と聞かれたような気がする。私は勝手に”NZでは”初めて、なのでそう解釈してYesと答えてしまったのではないかと。
そして、受付てくださった方がなかなかアクセントがきつくて聞き取りづらくて、めんどくさくて適当に答えたというのもある。これも私が悪いのだが、これまでの経験上アクセントがきつくて理解できない場合、聞き返しても大抵わからないので聞き返さなくなっている。

ということで、せっかく遠くまでいったのでコストコに行って帰ってきた。
コストコで買ったのは、コーヒー豆1キロを二袋、クッキータイム1.2キロパック(NZのクッキーブランド)、豚ミンチ3キロ、卵18個、日本スタイル(と言い張る)オーストラリア産ウインナー、ロティサリーチキン、お菓子(5ドルで安かった)1個。それで170ドル!!高くない?コストコですよ?!

在宅勤務の夫にメッセージを送っていつも行くスーパーのトイレットペーパーの値段を調べてもらったけど、2枚重ねも3枚重ねもいつものスーパーで買った方が安いということが判明したので、買わずに退散。コストコブランドのやつを現地のやつより安くしないでコストコの存在意義はあるのか。もしかして世界で一番高いコストコなんじゃないかとお友達が言っていたのも納得。

ただ、いいことが一つだけあって、コストコで息子の同級生のママに会った。マンモを受けられなかった話をしたのだが、その流れから私が45歳だと言ったらめちゃくちゃびっくりしてくれた。35歳くらいだと思ってた!と言ってくれて、私は鼻歌を歌いながら岐路についたのである。
お世辞かもしれないけど、おばさんは単純である。



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