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「日々の時間割」というものを、あらためて考えてみた
※ここには、自分へ向けた「こころの備忘録」を書いておこうと思います。今回のテーマは、「心の状態」と「暇」について。
坂口恭平さんの「cook」という読み物が好きです。
あれはたしか、2018年末の冬のこと。(がーん、もうそんなに前なの!?)
西荻窪だか阿佐ヶ谷あたりに用事があって行った時に、ずっと気になっていた本屋があったので、その日のメインの用事を済ませたあとに、そこに入って手に取ったのが最初だった。ちなみにここです。
隣の駅から一駅分くらい歩いて向かったので、12月だったこともあり、結構寒かったのを憶えている。
当時は、「自炊」だとか「料理をする」ということについて、自分なりにちょっと気になっていた時期だったのもあった。そしてそれは、今でもずっと続いている。
また、そうした「手を動かす作業」を日常的にやっている時は、ぼくは決まって心身のコンディションが良い時なんですよね。
なので、なんとなくだけど、心が辛くなった時にはそうした「作業」との時間バランスがくずれている時なんじゃないかって疑うようにしてる。
で、たぶん今は若干辛い方に寄ってるような気がする。天気もよくないというのもある。
よく、「料理をしていると無心になれる」という話がある。
ただ、ぼくにはそんなことはない。なぜかといえば、手順とか火加減とか次の動作で頭と心が一杯だからだ笑
でもまぁ、よく考えてみると、そういう「あっぷあっぷ」な状態もまた、「余計なことを考えないという心の状態=無心」ということになるのかもしれないと思うようになった。
それはそれでリラックスしているのだ。
さて、タイトルにある「時間割」のことについてなのだけど、なぜ今それを考え直してみたか?というと、前述した坂口恭平さんのnoteを久々に読んだから。
彼は、ご自分のことを「躁鬱病」だと言っていて、その対処法としても上の「cook」の中に詳細な料理日記を綴っている。
料理本だと思って立ち読みしていたところ、なかなか見ない「料理エッセイ」だなぁと思って、2,000円以上した本を、衝動的に買ってしまったことを憶えている。
ちなみに今回読んだnoteはこちら。
今は、「躁状態」らしいので、かなり暴れ回っているので簡単に引用したりなどします。
自分が、あとから読みやすいように改行と太字を加えています。
「平穏と充実は両立します」
これを読んで僕はとても体が楽になりました。そして、少し忙しくやることが色々あって、でもそのおかげでいろんな人に会ったり、遠くへ出かけたり、これまでやったことがないことをしたり、知らない場所へ行ったり、飛行機に乗ったり、その合間にゆっくり美味しいコーヒーをだすお店で休んだり、本を読んだり、していた時の楽しい時間のことを、それを過ごしている自分の感触がちょっと戻ってきました。
「生活が充実してくると波が小さく」なるというわけです。
逆に、生活が暇だと、この時間に何をやると決まっていないと、波が激しくなるんです。
そして、前章でも書いたように、躁鬱人にとって学校とは、この「充実した生活」というものが容易に実現していた大事な環境だったわけです。
しかし、学校生活は大抵が、誰かに用意されています。だから充実はしていたが、そこまで記憶には残っていないはずです。
躁鬱人はやりたいことしかしたくありません。だから、学校では同時に窮屈も味わっていたはずなんです。しかし、そんな窮屈な環境であっても、細切れに時間が区切られていて、色々やることがあって、なんだかちょっと充実しているという状態であれば、押し込まれることなく、波も穏やかになるんです。
そして、それを今度は、自分が窮屈を感じることは一切入れずに、全部自分がやりたいなと思うことでもって時間割を作り、それらをやりながら少しばかり汗をかいて充実するという生活を実践してみてほしいんです。というか、もうすでにやってみたくなってはいませんか?
この内容、なんだかまさに「今この時」のために書かれているような気がしてなりません。
人間は「暇」になると、いろいろとモヤモヤ考えてしまう生き物だそうです。基本的にネガティブ性を持って、種を存続させてきたわけですからそれは当然ですね。「躁鬱人」にとっても「非躁鬱人」にとってもこれは同じことなのだと。
自粛が緩やかになっていき、少しずつ街や交通機関に人出が増え始める週末だと思います。それと同時に、たぶん多くの人たちが、本当に大丈夫だろうか、という「半信半疑」で生活をしているような時期がしばらく続くと思うんですよね。
今後も必然的に、家にいたり、リモートワークを続けたりする時間が増えてくると思います。だからこそ、じぶんの中での「次何がしたい?(時間割)」を意識的に作っていきたいなと思いました。
というわけで、僕の日課を作っていくことにしましょう。
(中略)※ここが肝だそうなので、気になれば本文を確認を!
ということで、僕はこんな日課になりました。
坂口恭平の日課
AM4:00 起床 すぐ本を書き始める(4000字)
AM8:00 朝ごはん
AM9:00 休み時間
AM9:30 セーターを編む
AM11:00 休み時間
AM11:30 掃除、洗い物
AM12:00 昼ごはん
PM1:00 昼休み 橙書店に行って久子さんと話す
PM3:00 アトリエへ 絵を描く
PM4:30 陶芸
PM6:00 帰宅 自由時間
PM7:00 夜ごはん
PM8:00 風呂
PM9:00 就寝
さて、あなたも自分で自分に「自分とは何か?」なんてことは一切聞かずに「次何がしたい?」と聞いてみながら、実際にそれぞれの日課を書き出してみましょう。
ぽっかりと空いた長期の休みを持つと、「自分とは何か?」のような果てのない問答に入ってしまうこと、ぼくもよくあります。
それならばいっそのこと、自分で自分にやりたいことを聞いて、「時間割」を作ってみること。
結構これおもしろそうなのと、今後の生活に効きそうな感じがしたので、実際にやってみてら、メモがてら更新しておくことにします。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!