お久しぶりのグアテマラ、と10月19日の日記

妻に珈琲豆をお願いしたところ、近所の珈琲屋さんで「ケニア」と「グアテマラ」を100グラムずつ買ってきてくれました。

最近、いろんなお店の「ブレンド(深煎りのものを特に)」を買うことがほとんどで、ストレート豆を買う機会がとても少なくなってきていたので、とてもありがたく飲みました。

「グアテマラ」には、個人的にとても思い入れがあります。

というのも、ぼくが「珈琲」を好きになったきっかけだからです。


10年以上前。


新卒で入った会社で盛岡にいた頃のことでした。

盛岡といえば、映画館と喫茶店の街。

本当に胸を張ってそう言えるくらい、小さい映画館と、個人経営の喫茶店が多く点在していました。そして、そのそれぞれが、それぞれにいいのです。

雑誌とかネットで調べれば、たくさんの名店喫茶が出てくるけれど、ぼくはそのどれでもない、雑居ビルの中にある「珈琲屋」によく行くようになりました。

当時、ウイスキーが好きで近所のBARに行ったりしていて、たまたまそこのカウンターで会った常連のお客さんが、この珈琲屋のマスターだった、というのがきっかけ。

渡されたお店のカードそのままに雑居ビルの1室で小さく営んでいたこのお店、今は別のもっといい場所に店舗を移されたようですが、ここで飲んだ「グアテマラ」がとても美味しかったのを覚えています。

確かメニューには「ガテマラ」と表記されていた記憶があります。


「何がどう美味しかったのか?」


正直、よく覚えていません。


当時、珈琲は好きでよく飲んでいましたが、自宅ではブルックスのドリップパックをまとめ買いし、家でお湯を注いで飲んでいたので、この時飲んだ一杯の「グアテマラ」の香りや苦味、口に入れた時の濃厚な感じに、衝撃を受けたのは確かでした。

それから、この店主にいろいろと話を聞いて、道具を一式揃えたりして、家珈琲が始まりました。

同じくらいクセのある「マンデリン」も同時に好きになり、その後はしばらくこの2種類をストレートで注文していたのを覚えています。

2009年とか、2010年くらいの話。


ぼくの珈琲人生のスタートの時期。


だから今でも、「グアテマラ」の文字を見ると思い出します。

マスターは、元気かな?

あの日、あの時、あの一杯をいただいたおかげで、珈琲の美味しさに気づき、自分でも淹れ始めることとなった。

そして、今度は人に提供することを考えている。


人生どこで、何に出会うかわからないものです。本当に。


ちなみに、ぼくが出会ったお店はこちら。

今はこんな感じでやっているようです。

『漸進』という考え方、とても好きだなぁ。

店名の「漸進」には「少しずつ進歩する」という意味がある。
鈴木さんは「新しいことを始めるにあたって、弱めの一歩を踏み出したい意味で付けた。

10月19日(土)

朝、8時過ぎに起きると軽く雨降り。ゴミ出しをして、白湯を飲みつつ、少しわるくなりそうなぶどうたちをジューサーにかけて飲み、新聞を読んでました。

冷凍のご飯を温めて、味噌汁を温め直して、卵を二個焼いて朝食を。

食べると、また少し眠気が来て、ベッドで昼まで寝る。

こんな感じで、やや心身低調な日々が続いております。

雨が降るとか降らないとか言われている時間帯が、とにかくだるくて重たい。フーッ。

昼過ぎに起きて、妻と娘が買ってきてくれたサンドウィッチを頬張る。珈琲は切らしていたので、緑茶を淹れました。

夕方18時から、予定があったので出かけて、友人の主催する日本酒の会へ。そこでも楽しく話は聞くものの、お酒はだいぶ少なめにしておき、普段からだけど、水を多めに飲んでた。

美味しいお酒は、ほんの少量で十分。

いい夜でした。

ぼくも誰かの応援をしようと思います!