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zoom[ビデオ通話ツール比較1]

この記事は、一学生が数人のメンバーともに体験し評価してもらったものをまとめつつ、個人の感想を書いたものです。間違った意見など多分に含まれる可能性があることを承知の上閲覧してください。またアンケートによるデータは少人数のため、バイアスなどがかかっていることに注意してください。


はじめに


こんにちは!起業部の大澤です。

現在、起業部ではnoteの練習記事第二弾として、それぞれオンライン会議・通話システムの感想を記事にしています。

自分はzoomという、実際に多くの大学でオンライン講義に用いられているツールについて書いていきたいと思います。


zoomとは?

以下はzoom公式サイトにおける紹介文です。

リアルタイムメッセージングとコンテンツ共有が可能な企業向けビデオ会議。​

公式は企業向けのサービスと謳っていますが、先述の通り、多くの学校でオンライン講義のツールとしても用いられています。


サークル部員による評価

実際にミーティングや講義を通して得た感想について、サークル内でアンケートを実施しました。

サークルの参加者4名に、以下の5つの項目で、google Formを用いてアンケートを取りました。


1:使いやすさは何点か(1~5点)
2:機能性は何点か(1~5点)
3:無料での利便性は何点か(1~5点)
4:ここが他のに比べて良い(文章)
5:ここが他に比べてダメ(文章)

では、結果を見ていきましょう。


1:使いやすさは何点か(1~5点)

ここで言っている使いやすさはUIの使いやすさや、ダウンロードの有無、通信の軽さなどということにしています。

スクリーンショット 2020-06-20 0.01.26

3点と4点で綺麗にわかれました。それなりに使える・可もなく不可もなく、といった評価でしょうか。


2:機能性は何点か(1~5点)

ここで言っている機能性とはチャット機能やVirtual背景、ルーム分割などができるかということです。

スクリーンショット 2020-06-20 0.01.47

4点と5点に票が集まりました。全体的に高評価だと言えるでしょう。このような結果になった要因はいくつか挙げられます。

1つ目に、各自が「バーチャル背景」を設定することができることが挙げられます。バーチャル背景というのは、いわゆるクロマキー合成のようなものです。テレビなどで使っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。相手の画面上に表示されるのは自分自身の姿だけとなるため、個人のプライバシー保護が容易となります。

2つ目に、チャットが出来ることが挙げられます。zoomの場合、チャット機能を用いることで、個人間やディスカッションメンバー全員とコミュニケーションを取ることができます。そのため、万が一話すことができない場所にいる時でも会議に参加することができますし、会議を止めるまでも無い小さな問題を確認するのに役立ちます。

3つ目に、ルーム作成を行えることが挙げられます。この機能は、大人数の会議や講義の最中に、少人数での話し合い・交流を実施したい場合に使われます。このルームは、管理者(部長や教授など)が人数や時間を自由に設定することができます。

実際に私たちも全員が管理者となって「ルーム作成」を行ってみましたが、簡単な操作で実施できるので、管理者の立場からしても良い機能だと思いました。


3:無料での機能性は何点?(1~5点)


これは無料での使用可能時間やその場合の利用可能人数などについての評価です。

スクリーンショット 2020-06-20 0.02.05

3点と4点に票が集まりました。概ね高評価と言えるでしょう。

無料版のzoomの場合、3人以上で利用する際の40分間の時間制限・同時接続の上限が100人といった制限がありますが、個人的には、サークル内といった少人数で実施する会議の場合は、あまり支障が無いと感じました。

しかし、バーチャル背景やチャットなどは、無料版でも使用可能ですので、概ね高評価となったのでしょう。


また、zoomでは課金後のサービスとして、

・3人以上のミーティング時間制限が24時間までに拡大

・1GBのMP4/M4Aクラウド記録(会議の録画保存)

などを提供しています。課金制度としては、プロプランが2000円・ビジネスプラン・企業プランが2700円で実施されています(どのプランも月額・1ホストあたりの金額)。自分の所属する団体の規模や人数に合わせて活用してみてください。


4:ここが他のに比べて良い

以下はそれぞれメンバー個人の感想となります。

・コメント(お絵かき)機能、チャット、背景画像など、地味に便利なオプションが豊富
・画面共有が容易・誰が発言しているのか一目でわかる
・登録が不要、基本無料
・Virtual背景やブレイクルームがあるのでそういうのは良さげ。

概ね「zoomは便利だ・機能が多い」といった感想でしょうか。


5:ここが他に比べてダメ

・結局セキュリティってどうなの…?&途中参加でもチャット見れると嬉しい
・40分の時間制限このような発表をしているようです。
・制限時間が短い、URLを無くすと入れない
・課金しないと複数人での通話に時間制限がかかるところ。

やはり制限時間がネックとなっているようです。また、セキュリティについて疑問視する声もありました。その点について、90日セキュリティプランの一環として、5月30日よりAES 256-bit GCM暗号化を実施しています。これにより会議データの保護と改竄耐性の強化ができるとしています。


また、教育機関向けの対策として、

・教室のパスワード保護

・教室のロック(ある時間をすぎると会議に参加できなくなる機能)

・待機室(ホストが会議に参加しようとしている人を確認できる機能)

などが実施されています。

詳しくはzoomが発表しているこちらのサイトをご覧ください。


まとめ

zoomは、少人数かつ短時間の会議であれば非常に便利だと言えます。しかし、どうしても無料版では時間的制約が足かせとなってしまう印象でした。

とは言え、この新型コロナウイルスの影響により、学校関係者をはじめとした一部の人に対しては、時間制限を撤廃して利用可能となっています。ただし、その恩恵を受けるには学校のメールアドレス(末尾が.ac.jpのもの)を用いる必要があります。

新たな生活様式に合わせ、私たちの会議・講義の在り方も考え直されるのかもしれませんね。

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