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クリスマスが1月6日??

訪れてくださり、ありがとうございます。
本記事は、米国オレゴン州・ワシントン州を中心に毎月1万部発刊されている「夕焼け新聞」に連載中の『第8スタジオ』というコラムの転載記事(加筆含む)です。1本250円の入場料をいただきます(価格は、字数や内容によって変動しますのでご了承ください)。なお、「夕焼け新聞」というマガジンでご購入されるとお得です。マガジンは1000円買い切りです。

『第8スタジオ』はひと月に1本のペースで配信します。当連載は4年目に入り、現時点で終了予定はありません。読者さまのおかげで、続けてこられることができましたこと、感謝しております。ありがとうございます。

あっという間に2月ですね。いかがお過ごしですか。

オミクロン株の感染爆発で、学校運営が継続できるかひやひやしながら毎朝子供を学校に送っています(どうか休まず通えますように)。

今回は、私にとって数少ない、ある隣人について書いてみたいと思います。

それは年末年始休暇から帰ってきて(無事にグランドキャニオンから初日の出を臨めました&それはそれはすばらしい雪原の風景でした)数日経ち、明日からは学校が始まるという夜のことでした。

学校が始まる前に「コロナのラピッドテストを受けて陰性を確認したうえで登校しなければならないというルール」が急に降ってきて、うちを含め学校区の生徒はやや混乱しつつも、私たち家族はその日朝から教育委員会に出向き、長蛇の列に並んで検査をするという労を終えてきたところでした。

休日のなか働いてくださるスタッフの方には頭が下がる思いでしたが、健康状態がさまざまな人が集合するなかで長時間並ぶのはちょっとしんどかったですね。

昼は晴天だったのですが、夜はお天気が荒れて、風がごうごうと吹いていました。窓のそばに生える木がぐらぐら揺れる音が聴こえていました。

夜10時頃だったでしょうか。

ゴンゴンゴンと玄関から戸を叩く音がするのです。ひやっとしました。

こんな時間に誰が訪ねてくる? 眉をひそめました。

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