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cider.

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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2022年4月の記事一覧

しにかける昼と、吹き返す夜。

しぬほど天気が悪くて、しぬほど貧血で、しにかけていた(程度の表現)。そのせいなのか、昼に…

相地
2年前
3

『一の単位が「九」となる年齢』なので、

【九齢】くれい 一の単位が「九」となる年齢のこと。(中略) 九齢をいかにうまく乗り越えてゆ…

相地
2年前
6

正気に戻る方が、怖いよ。

友だちはみんな、わたしが自己憐憫と後悔に酔っていると言う。 ――ルシア・ベルリン『掃除婦…

相地
2年前
5

ぼんやりする朝に、約束(今朝は、ホットミルク)

――おはよう。 ――おはよう、ございます。アルネ。 ――また、ぼんやりしてる。 ――いや…

相地
2年前
2

そして、今年も懲りないぼくの話。

昨年10月締め切りの群像新人文学賞。落選していました。また、箸にも棒にもかかりませんでした…

相地
2年前
5

大掃除が終わっただけの話。

夢も見なかった。のは、ずいぶんひさしぶりだった。もしかしたら、見たのかもしれないけど。見…

相地
2年前
3

食べる、眠る、食べるの日。

カレーの匂いが、背後から漂っている。台所に背に、これを書いている。眠ってばかりの昨日から今日になり、それでもやはり眠いのだった。 ここ1週間、規則正しく起床できていたはずなんだけど。昨日は、起きられなかった。いや、なんとか起きて、パートナーにコーヒーを淹れて、仕事へ出かけるのを見送ったところまでは、よかった。けれど、そこで体力が尽きてしまった。もしくは、だるさが限界を越えていた。 一昨日は、夏と見まがうほど暑かった。昨日は、念のためしまわずにおいた長袖のパーカーを着た。天

本とコーヒーの匂いがする部屋、の話。

本の整理ばかりしている。パートナーと2人暮らしの2DK(たぶん)を侵食しているのは、大体本。…

相地
2年前
3

「壊れてしまったものは悲しいものではない」について。

壊れてしまったものは悲しいものではないのだと、この歳になって、ようやく知りました ――吉…

相地
2年前
5

(もの書きの)進捗、よろしくないです。

(あらすじ)筋トレで肩が張っているのが治るらしく、月曜日から始めて3日経過。昨日、上半身…

相地
2年前
4

「春眠暁を覚えず」になれないけど、(今朝は、コーヒーとマッチ)

空気が冷たくて、でも清浄だと思うのは、気のせいだと思うけど。今朝は、悪い気分じゃなかった…

相地
2年前
3

ペテン師も悲しむことがある。

「これを見ても、『怖いね』って言うだけ。次の瞬間には、チャンネルを替えてる」 『ホテル・…

相地
2年前
2

眠いのに眠るのが怖い話

(あらすじ)石がごろごろ転がっている砂浜ならぬ石浜へ行き、パートナーと石積みに挑戦。はし…

相地
2年前
3

頼りない期待が、ぼくの拠り所。

少し肌寒い方が、春らしい気がする。なんでそう思うのか、わからないけど。「もう使うことはない」としまっていたヒートテックを引っ張り出したくらい、むしろ季節は巻き戻っているんじゃないかと思うんだけど。なんだか昨日は、色々と、丁度よかった気がする。これも、上手く言えないけど。 目も体も、さっぱり覚めることがない。冷蔵庫はヤクルトとミルミルとヤクルト1000と、あとキャベツ一玉のせいで、薄暗くなっている。(冷蔵庫としては、あんまりよろしくない状況。) ヤクルト1000は、日が空く