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Jの先生の戦略モデル3『コンテストのためではなく理想を現実化するためにがんばる』

こんにちは。Jの先生/藍澤誠です。

以下、定額マガジン用の記事です。

本日は新しい仕事についての記事、第三弾です。
塾の子の進路を、高校や大学ベースではなく、夢ベースにシフトして1か月以上たつわけですが、この方向に舵をとって大正解でした。

遠いいつかではなく、たった今、この一手が夢につながっているという実感を持てると、副次的に勉強も加速することがよく分かります。何をいつ、どのくらい頑張ればいいのかを第三者(Jの先生)が明示してくれる、伴走してくれるのって、すごく生きやすいんだな、というのが今回の子をサポートしていてよくわかりました。

まず、今回の子は、いぜん『ポルシェ記念日』の記事でも紹介した高校2年生(ポルシェ記念日の時は中学3年生)の男の子(元グラサンくん)です。ここではポルシェ先輩と呼びますね。

ポルシェ先輩と立てた戦略は、第一歩として「カーデザインコンテストに応募する」というものです。

毎年、中高生を対象にカーデザインコンテストというのが開かれていまして、それにエントリーすることを、「ポルシェのデザイナーになる」第一歩として選びました。テーマは「10年後の暮らしを楽しくする乗り物」です。

そしてここが大事なのですが、受賞を狙うということではなく、「納期に間に合わせる」、たんなる「こんな車があればいいな」ではなく、きっちりと部品や動力、乗り心地や、その車がある社会構造まで考え抜いて、「実現可能かつ、デザインとして洗練されているような、理想の車を生み出す」ことを目標に据えて、およそ1か月、考えまくり&描きまくりの日々を送ってもらいました。

ここでは、その作品や製作過程の画像やは載せられないのですが、ポルシェ先輩は、燃料に関するサイトをいろいろ調べ、さまざまな資料にあたり、ドイツから本を取り寄せるなどしました。

私はというと、投稿において、デジタル絵は不可だったので、アナログで好きなだけ描けるように、本人に必要なだけコピックを買っていい権利を授けるという支援をしたり、車の構造や部品についてのディスカッションの相手になりました。

「実現可能である」というのが私たちのプランの肝ですから、設計図を書くかのように、部品一つ一つの重さや、配置などを考えていかねばならず、それはもう、すごく時間がかかりました。しかも、全部おまかせの自動運転タイプの車は、ポルシェ先輩の好みのタイプの車では当然ないので、趣味全開が禁じ手となる、半ばリアルな仕事のようでしんどい部分もあったことと思います。

2020年の年末は12月30日まで、年明けは2日から始動し、ようやく完成、無事エントリーできました。すごいな、と思ったのがエントリーの翌日に、もう次の車の絵を描いていたパワフルさです。

次の一手、さらにその次の一手と考え続けなくてはいけません。はるか遠くの理想を現実にするために。

そんなこんなで、何日も車の絵を描いている子を見ていたら、自分にも描けそうな気がしてきたので、ちょっと描いてみました。車をちゃんと描くのはおそらく人生史上初のような気がします。ちゃんとした色塗りはまだやれていません。遠藤イヅルさんのようなタッチのイラストがいいなと思ってはいるのですが・・・。題材はポルシェ先輩がすきな964です。

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▲ひとまず各パーツの位置を決めた下描き。ポルシェのみならず、車を描いたことがないので、なんとなく自分の車(ラパン)に似てしまう。

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▲デジタルの鉛筆で。形を整えた下描きにアップグレード。少しでも平行関係がズレるとへなちょこな絵になるので気を遣うけれど、おおざっぱでもいいなら、車の絵を描くこと自体は思ったよりも難しくないことに気づく(ただ、残念ながらポルシェ先輩ほど楽しい気分で描けない)。

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ちょっとペン入れをしてみる。最終的にはリアリティが高すぎない、絵本風のタッチに仕上げたいのですが、すでにこの段階で、ぼんやりとした細部でさえ面倒になってしまう。「二度と車は描きたくない」と弱音を吐いたり。

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▲線を整えながら着色。つやを出そうか、水彩画のにじみ絵っぽくしようか迷っている内に中途半端に。文章を書くよりもずーっと時間がかかるし、頭のエンジンの回転数がゼロに近くなってきたので、終了。塗りについては、またいつか塗りの練習をしてからチャレンジし直そう。


自らポルシェを描いてみて分かったのは、予想はしていたけれど、外観だけなんとなく描けても、結局その車の細部まで知っていないことには、適当な空想の絵になってしまうということ。また、車のデザインに込められた思想や背景や歴史、未来までも見据えていかないと、たんなるお絵かきになってしまうということ。少なくともデザイナーとしての仕事にはぜんぜんならない。

それは夢をサポートするJの先生の仕事も同様で、なんなら自分がポルシェのデザイナーになるぜ! くらいの勢いで行かないと、必要なスキルも、求めるべき知識も見つからないですね、きっと。

全年齢・全事象。あらゆる人の夢や目標を叶える(一歩でも前に進める)仕事は、簡単なはずはないけれど(興味をあまり持っていないジャンルに無理やりでも興味を持つのが特に大変)、仕事ですし、相手の夢の前進、理想の現実化に確実につながるわけですから、共に歩むその道のり全てを楽しみながら、ひたすら毎日を濃く、ポルシェのように速く、永く、美しく生きたいと思った次第です。

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