2023年7月〜12月で読んだ本 10冊
半期ごと書いてる読んだ本まとめです。今回はMBA関連の本がやや多めです。
過去記事はこちら
2023年1〜6月で読んだ本18冊
2022年7〜12月で読んだ17冊
読んだ本、読みたい本はブクログにまとめています。
経営戦略全般
1. 世界基準の経営理論
早稲田大学ビジネススクールの入山先生の書籍です。タイトル通り、世界のビジネススクールで取り扱う主要な経営理論が網羅的に取り上げられています。全部読むにはとても長くて大変でした!笑
2. スタートアップ買収の実務 成功するオープンイノベーションのための戦略投資
タイトル通り、大企業のM&A担当がスタートアップの買収をする際の実務面について書かれた1冊。実務面について丁寧に書かれていることはもちろん、大手企業の方向けに起業家やスタートアップカルチャーの特色について留意すべき点が意識して書かれていると感じました。
事業
3. 事業戦略策定ガイドブックー理論と事例で学ぶ戦略策定の技術ー
事業戦略策定について、初心者にも分かりやすい難易度で書かれた1冊。事例も豊富にあり頭に入りやすかったです。
4. 手数料と物流の経済全史
こちらはビジネス書とは毛色が少し異なりますが、プラットフォームビジネスについて歴史から紐解く意味で事業の区分けにしました。
出アフリカまで遡って歴史をたどり、覇権国家がいかに覇権国家たるかが書かれています。近代において電信を持つイギリスが海運にかかるあらゆる決済を取り扱い、そこから手数料を得ていることなど、まさにプラットフォームビジネスだなあとしみじみしました。
5. 図解入門業界研究 最新金融業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第5版]
金融業界なんもわからん自分にとって、業界の全体図や市場動向が広く学べた1冊でした。例えばメガバンクの動向や各社グループの強み/弱みなど、基本的すぎて今更聞けないという人におすすめです。
6. エンベデッド・ファイナンスの衝撃: すべての企業は金融サービス企業になる
エンベデッド・ファイナンス=組み込み型金融 について書かれた1冊。決済領域には馴染みがあったものの、グローバルの銀行/BaaS領域についても各社の動きが書かれており勉強になりました。FinTech企業のみならず非金融企業で働いている人にはおすすめの1冊です。
会計・ファイナンス
7. 財務3表一体理解法
コンサルに就職した元インターン生から薦められた1冊。前職の研修をきっかけに簿記の勉強してから"会計アレルギー"になっていた私でも、スルスルと財務3表(PL、BS、CS)の仕組みが理解できました。すでに読まれてる方も多いかもですが私みたいに会計何もわからん!という人に超オススメです。
8. ざっくりわかるファイナンス 経営センスを磨くための財務
こちらもファイナンスなんも分からん!という人におすすめです!
人・組織
9. MBA「つまるところ人と組織だ」と思うあなたへ
早稲田大学ビジネススクールで人事・組織系を担当されている杉浦先生の本です。MBAで取り扱う人事・組織に関する主要な理論について、初心者でも非常に分かりやすく、また覚えやすいように数え歌に準えて紹介されているので、人事じゃない人にもおすすめです。
女性活躍・DE&I
10. なぜ男女の賃金に格差があるのか:女性の生き方の経済学
今年ノーベル経済学賞を受賞したゴールディン教授の書籍。過去約100年を5つの世代グループに分けて女性の働き方・キャリアの変遷を辿ります。こうやって振り返ると着実に男女間格差は縮んでいると実感する一方、100年の間に大きな変化がいくつあってもまだまだ男女平等には至っていない問題の根深さも同時に感じました。研究対象がアメリカだったので、これを日本で見るとどうなるのかとても興味が湧きました。