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AI開発をメインにしております。WebサービスとAIの開発を両方ご提案できます。 Whispon合同会社 https://www.whispon.com

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写真の解像度を上げるTecoGAN

この記事では写真を高解像度にするTecoGANを紹介します。 写真を撮ったけれど画質が微妙で、もっと綺麗にしたいという時に使うと良いかもしれません。人以外にも風景や生き物など様々な画像に対応しています。自然な変換なのも特徴の一つでしょう。 推論方法TecoGANを動かす環境をローカルで構築しても良いのですが、簡単に実行するためにGoogle Colaboratoryを使用しました。(colabのコードはこちらです。) まず初めにGitHubからthunil/TecoGANの

    • 亀裂検出モデルの損失関数を工夫した新しいアプローチ

      Fast and Accurate Road Crack Detection Based on Adaptive Cost-Sensitive Loss Function はじめに亀裂検出は事故につながりかねない道路の状況認識のためには重要な問題です。例えば、道路に大きな穴が開くようなことを未然に防ぐこともできるかもしれません。 この研究では、アーキテクチャーを工夫するような多くの研究とは異なり損失関数を工夫することによって認識精度をあげる研究です。 具体的には有名なセ

      • 物体の形状を分析するアルゴリズム TDA(TopologicalDataAnalysis)フレームワークを調査

         検索して使いやすそうなTDAのフレームワークをまとめました。Pythonも良いものが多いですが、Juliaが特に可視化が綺麗で使ってみようと思いました。Dyonysusは使ったことがあるのですが、他はまだ試したことがないのでコメントできませんでした。 PythonDionysus 2 scikit-tda giotto-tda JuliaTDA.jl Sparips.jl HomotopyContinuation.jl C++ Dionysus 2 DIPHA GUD

        • 畳み込み演算についてのメモ書き

           畳み込み演算が分からず論文から新しいニューラルネットワークモデルを実装できずにいたら個人的に師匠だと思っている方から以下の論文を教えてもらいました。この論文の公式をTensorflowで確かめてみました。  検証コードは以下にあります。これで畳み込み演算は少し慣れた気がします。精進!精進! ____________________________________________________________  WhisponMLCafe.はAI受託開発しております。

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          壊れてしまった枠をもとに戻す

           線と線をつないで閉じた線にしたいときに使えます。原理としては線を全方向に広げて、線と線をつなげて元の大きさに戻すという処理をしています。画像をパディングしている理由は一度画像の端が黒になってしまった場合、縮小してももとに戻せないからです。  この説明では具体的なイメージを掴みづらいと思うので以下のColabでコードを確認してください。  具体的な使用シーンはGANなどで生成した物体の線が切れてしまったときにつなげるといったことにも使えるでしょう。  壊れてしまった枠の画

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          fastaiのチュートリアルをGoogle Colabで動かす

           この記事では、Jeremy Howard氏が率いる会社「fast.ai」が開発しているディープラーニングのライブラリ「fastai」の猫と犬を認識するチュートリアルを「Google Colab」で動かします。 インストール Google ColabとはPythonの環境をローカルにインストールせずとも使えるサービスです。Googleアカウントでログインして使いましょう。  起動ができたらまず以下のコマンドでColabの環境にfastaiをインストールします。 !pip

          fastaiのチュートリアルをGoogle Colabで動かす

          実行して理解する、早わかりKubernetes

           「Kubernetes(k8s)」は「コンテナ」を本番環境に使っている日本企業全体のうち、約50%以上が使用しているというデータがあります。(IDC Japan 2020) それだけk8sが注目されているということでしょう。この記事では今注目のk8sを動かしながら理解するのが目的です。最後まで記事を読みながら動かすとk8sについての理解が少し深まるかもしれません。 「コンテナ」を管理するソフトウェア  「Docker」を使うとアプリケーションを実行するために使うライブラリ

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          おすすめのAIの学び方

           「AIについて興味があるけどなにから始めたら良いか分からない。」SNSでは好き勝手なことを書いている人が多いのも事実でしょう。この記事の想定受講者像を以下に示します。 ・AIを実装したことがないけどしてみたい。 ・プログラミングは得意ではない。 ・ライブラリも詳しくない  では、AIを学ぶために一番良い方法は何かと言えばまずは実装してみることです。実装と言ってもプログラミングするだけではありません。 AIの実装を簡単にする「AutoML」と呼ばれる技術があります。まず

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          「AIサービス」を作るときのガイドラインを産総研が発表

           機械学習を使った「AIサービス」を作るときに参照するべきガイドラインを産総研が2020年6月30日に発表しました。  AIサービスを作るとき、機械学習のモデルには少なくとも学習データとテストデータが必要です。このとき、モデルを一度作ったら終わりではなく学習したモデルに新しいデータを加えて再度学習する「追加学習」のプロセスを考える必要もあります。  今回発表されたガイドラインを読むと、たとえば機械学習モデルをどのように学習するか、いつ追加学習をするかなどのライフサイクルを

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          異常検知アルゴリズムを実装

          ChangeFinderアルゴリズムを実装しました。 GitHubにはすでに公開されていますが、自分でも実装してみたかったので取り組みました。 このアルゴリズムを実装したら閾値を決めるだけで変化点検知ができます。 ソースコードは以下のcolabにあります。 Gistにも https://gist.github.com/Ooshita/a9d46f846de73c859668c02906836000 参考書籍詳しいアルゴリズムは以下の本を参考にしました。 ______

          異常検知アルゴリズムを実装

          いま必要なのは笑い、そして笑いをデザインする人工知能だ

           家にいるしかないという閉塞感がたちこめているときに「自分にできることはなんだろうか」と考えた人は多いのではないだろうか。私はいまだからこそ笑いが必要だと思う。行動することもできないのなら、笑うことしか人間にはできない。  誰かを批判するのではなく笑って過ごして、また誰かと一緒に笑える、そんな日を目指そうではないか。  前置きはここまでとして、本記事では「笑いと人工知能」についてとりあげる。  まずひとつ目が「株式会社わたしは」が開発した人工知能がお題にそって大喜利の回

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          最適化ツール「Optuna」がPyTorchのエコシステムに加わる

          プレファードネットワークス(PFN)が開発する、深層学習などの学習アルゴリズムのハイパーパラメータの最適化をするツール「Optuna」がPyTorchのエコシステムに加わった。 PyTorchのエコシステムに加わることによって、PyTorchとOptunaの価値を互いに高めていく相乗効果があるだろう。 ぜひ、AI技術の可能性を広げるために頑張ってもらいたい。 ***PyTorchでOptunaを試すには、以下のページから自分のGoogle Colaboratoryにコピ

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          AI時代の新しい駅「高輪ゲートウェイ」

          絶対に万引きできないコンビニ「タッチトゥーゴー」高輪ゲートウェイ駅で注目すべきは無人で買い物ができるコンビニ「TOUCH TO GO(タッチトゥーゴー)」です。 [無人で買い物ができるタッチトゥーゴー] 店内は約100円のせんべいや私の買った大人から子供まで食べれる「エイセイボーロ」など手軽に買える商品がたくさんありました。まずは多くの方に使ってもらうことを考えているのでしょう。 [タッチトゥーゴーの前でエイセイボーロと記念写真] 店内の中には二種類のカメラがありまし

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          挑戦した「オンライン言語処理学会」

          新型コロナウイルスの影響で、イベントの多くが中止になっています。そんなご時世にオンラインで質疑応答、さらには懇親会までもオンラインでやってしまおうという不思議な学会、「言語処理学会」に参加しました。 オンライン学会の始まりはこのツイート? 「Zoom」を使ったオンライン学会技術の伝達を行うための発表「チュートリアル」以外は、今リモートワークで多くの企業が導入しているウェブ会議のためのツール「Zoom」を使って行われました。 学会では1分の遅れの影響が後の発表に響くことも

          挑戦した「オンライン言語処理学会」