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いま必要なのは笑い、そして笑いをデザインする人工知能だ

 家にいるしかないという閉塞感がたちこめているときに「自分にできることはなんだろうか」と考えた人は多いのではないだろうか。私はいまだからこそ笑いが必要だと思う。行動することもできないのなら、笑うことしか人間にはできない。

 誰かを批判するのではなく笑って過ごして、また誰かと一緒に笑える、そんな日を目指そうではないか。

 前置きはここまでとして、本記事では「笑いと人工知能」についてとりあげる。

 まずひとつ目が「株式会社わたしは」が開発した人工知能がお題にそって大喜利の回答をする「大喜利AI」である。

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 LINEに友達追加して利用できる。回答の精度はいまいちだが、そこも面白い。家にいてすることがないというときに是非遊んでみてはいかがだろうか。

 次にとりあげるのは大阪大学大学院 基礎工学研究科の石黒浩教授らが開発しているアンドロイドだ。落語家の桂米朝さんやマツコデラックスさんのアンドロイドを作った経歴がある。

 とくに日本テレビで放送していたマツコデラックスさんとマツコデラックスさんを模したアンドロイド、マツコロイドが共演する「マツコとマツコ」では、マツコロイドが市民の質問に答えたりするユニークな企画であった。また、高視聴率も記録された。

 大喜利AIやマツコロイドのような、テクノロジーが笑いを演出するのは、今だからこそ必要なのではないだろうか。
 人工知能の研究は多くされているが、笑いを演出するものは少ない。志村けんさんが亡くなって笑いが減り、さらに自粛が要請されている今だからこそ、笑いを作る人工知能を開発してみるのはどうだろうか。

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執筆者:大下範晃
Twitter:@whisponchan



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