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噛めば噛むほどの優越感 - NEWS LIVE TOUR 2022感想など

NEWS  LIVE TOUR 2022 音楽 完走おめでとうございました。

今回のツアーはNEWSには珍しく、夏から冬にかけてのツアーとのことで、季節が変わるごとに、終演後に見える景色が違ったような、そんな感じがしたツアーでした。

初日の北海道では朝方が冷え込み、住んでいる地方ではまだ必要なかったカーディガンを羽織ってみたり、グッズで販売していたTシャツやパーカーを今か今かと開封するのを楽しみに待っておりました。

そんな愛おしい思い出がたくさん詰まったツアーの感想を、徒然なるままにまとめていきます。


●TRIAD
“Introduction”の『小さな星が地球に落ちた』と話す、松たか子さんの綺麗な声にうっとりしたまま本編に入るこの曲。登場から3人ともサングラスをかけていて、カッコよすぎてクラクラする。間奏明けに登場する際、センターステージの中央から、ファンがつけたライトを背負って光の海へ登場する様子は、アイドルを体現しているようでグッときた。
さらに「3つ並べ鳴らす 和音ちょうど気持ちいい」の歌詞、今季で一番のお気に入りです。

●チンチャうまっか
前ツアー『STORY』からとても楽しみにしていた曲が、とびきりカッコよくなって披露されて、なにより驚いた。
さいたまスーパーアリーナ公演終わりに公式で出たこの写真が、チンチャうまっかのワンシーンだと信じられる人はそうそういないだろう。
写真のように、大サビ前にセンターに出てくる小山さんの圧倒的なスタイルの良さに惚れ惚れしていたので、この部分は毎公演小山さんを追っていた。

●鳴神舞
この曲のイントロが鳴ると、チンチャうまっかから一気に空気が締まる気がする。加藤さんが右から左へ客席を煽りにいくさまを追うのが楽しくて、サビの「ignite」で拳を掲げるファンの多さでアツさを感じたい。炎に包まれるメンバーも良き光景ですね。

●チャンカパーナ
ここでチャンカパーナを差し込んでくるセットリストが神。
スタンドマイクでしっかり踊ってみせてくれて嬉しい。手をフーと横に向けるフリで、加藤さんの首がすっ飛んでいきそうで毎回集中して見ちゃう。

●未来へ
今回のグッズがブレスライトだったのが、発表された当時は手持ち無沙汰にならないかとても心配で、なんなら遠隔のライトを持っていこうかと思っていたが、そんな心配はなく、拳や指差しをしてNEWSに心で声を届けるさまがとても楽しかった。メンバーもはにかんで返してくれているような場面もあり、曲終わりの「明日また会おう」がより沁みた。

●LOSER
同じくグッズで登場したカスタネットが活躍する曲。手拍子よりも激しく、ツンと貫くような音で歌い出しのタイミングをメンバーと一緒に奏でることができたのがすごく楽しかった。よく、体験価値を高めることで記憶に残りやすいと仕事で言われることが多いのだが、それがこのライブでよくわかったような気がした。(それはアリ?笑)

●チュムチュム
アリーナトロッコが移動し、ファンと楽しい時間を過ごす曲。加藤さんがお手振りがあまりに上品すぎて、カスタネットを叩く手を休みてしまった。失敬

●ビューティフル
メンバーが乗ったトロッコ3台がバックステージの役割になって、その発想はなかった!となった曲。サビで虹色の照明に包まれて、オーロラのようなシャボン玉が飛ぶ光景がとても綺麗だった。また、2番の「見たこともない街まで」でトロッコが動いて、「いつもそばできみの心に寄りそえたら」で近くまで来てくれる演出がニクいくらいに素敵。

●カナリヤ
ツアーを通して、一番好きになった曲。初日では、飛び立つメンバーの足音がスタンドまで届いて、思わず涙が出た。メインステージの近くに入った時は、増田さんの力強い歌声に心が震えた。彼らが彼らでいてくれる喜びをまた実感した。

●pink   moon
「理由はない 愛があるだけ」「壊さないように触れない距離がいい日も 笑顔の真裏に飛んでいくべき日もある」恋の曲でなく、愛を感じる曲でゆっくり浸ることができた。最終公演の終演後に、綺麗な星と月が出た空を眺めながら、寒さにとともに思い浮かべた曲。

●Refrain
小山さんソロ。みんな大好き、ギャルのソロだよー!!!初っ端から女性ダンサーを引き連れて登場するTGCスタイルで大興奮した。みんなで踊って、花道途中でかわいさ100点の笑顔を向けてくれる。一生この路線からブレないでほしい。綺麗だmy girl…笑顔がso good…

●ポリリズム
操り人形になったメンバーを見れただけでハッピーなのに、サビで誰よりも声がデカいしげちゃんにニッコリしちゃった。「踊りだせ Hit on me」と「朧げな瞳」で韻踏んでるのが大好きすぎる。さすがヒロイズムと⭐︎Taku Takahashi!愛してる!

●KMK the boys rock you all!
操り人形から解き放たれ、自由に踊りだす。音楽ってこうでなくちゃ!
遠く鳴り響いて、どこまでも続くようなパワフルさとダンスに励まされる。
KMKの手フリもかわいく、ひたすらに楽しい。

●三銃士
「3000年先でも きっと巡り合ってく」の歌詞で、ブレスライトがキラキラと点滅する景色にどれほど胸を打たれたか。いつかこの世に居なくなっても彼らとはどこかで縁を感じるのかもな〜と、明るい曲なのに思わず考えてしまいました。

●xxx
増田さんソロ。MPC出してきた時に、マジか!最高じゃん!って叫びかけた。おい、最高なのよ。アダルティな歌詞ではあるが、なにより「儚い夢でいいんだ」で増田さんを囲んでいるxxxの柵?が消えかけている演出が綺麗でいつも見てた。

●走れメロスのように
まっすぐで地面にささって、疲れた誰かの目印になる杖のような唄。武田鉄矢さん作の一見難しい歌詞に感じるが、歌手は走るメロスのように誰かに届ける曲を、というメッセージ性がある曲。曲に集中するためにライティングや演出は少なめでも、夕暮れのようなステージが素敵だった。

●エンドレス・サマー
アカペラの歌い出しから、音が鳴る瞬間、涙が溢れた。メインステージの大きな海を背負う加藤さんがあまりにもカッコよかったし、サイドでファンとコミュニケーションをとる小山さんと増田さんの姿が、とてもらしくて好きだった。何人体制になっても、この曲を歌い継いでくれることに意味がある。やがて僕らがありふれた大人になっても、いつだって“あの夏”を追いかける。

●カノン
エンドレス・サマーの歌詞に出てくる扉が、カノンの「あの日の扉」につながることを実感する曲。お得意の大きなステージに小さくなる3人を見て、心はニッコリ。最終公演では、加藤さんが2人に合わせて足をバタバタしていてかわいかった。個人仕事で歌詞をつないでいき、3人で集まるシーンは個々の活躍を実感した。

●Agitato
加藤さんソロ。言葉の国の王が降臨。
刺々しい王冠を被った加藤さんの迫力たるや。『君が思うより僕は危険』私の担当があまりに危険ですみません。下手に向かって舌出しくれる日はラッキーデーです。

●KAGUYA
KAGUYAを久しぶりに聴けて嬉しかったー!巻物のような布に包まれるのが、亀梨和也さんの1582の演出みたいな和の世界観で好みの演出。傘を持たないKAGUYAでも迫力満載だった。

●JUNK
柵内に入り込んでいるため、モニターを見ることが多い曲だったが、三者三様の表情をしているためカメラさんが忙しそうだった。イントロで加藤さんが舌を出してたのって最初からやってたっけ?

●(0,0,0)
ツアーで一番好きな曲。まさかツアーでやるとは思わないようなカップリングだったが、実際にステージで歌い踊るのを見て、一気に好きになった。悪なファッションで混ざり合って、ライブという場所で染まり上がるNEWSとともに拳をあげた。

●BURN
花道を通りながらスタンドマイクを受け取る姿が、ロックスターだ…!となった。花道横の時は接近してドキッとしたけどね。なにより間奏で赤ライトに染まり上げられて、(0,0,0)からこうつながるのか、と持論だがそう思った。

●ReBorn
BURNの赤から、ReBornの青へ。また染まり上がったぜ…。色が切り替わった瞬間に、一気にボルテージが上がった。また、メインステージの上にも今回は液晶があって、ステージの奥行きがすごかった。「ねぇ 応えてよ 僕が君を呼ぶから」でノイズのような映像になるのも良かった。

●トップガン〜NYARO〜Touch〜SUMMER TIME
夏らしさ満載の外周メドレー。カスタネットを持って楽しみつつ、メンバーと接近するために正気でいられない時間。Touchを久しぶりに聞けてよかったのと、接近戦で加藤さんに向けたうちわを持っていたら、「ふ〜ん頑張れ〜」みたいな表情をくれた小山さんが愉快だった。忘れないさ〜LIFE GOES ON〜

●weeeek
今ツアーの最後がweeeekで本当によかった!!!こんなに納得がいくセトリを組んだメンバーに感謝しかない。「外ヅラ良くして35歳を過ぎた頃 オレ達どんな顔?」を歌う彼らが楽しそうで、その姿を見れたことに大きな意味があるような気がする。

●coda
『音楽のフルコース』を嗜んだ我々が、最後にデザートとして提供される曲。最終公演で、20周年目を迎える彼らへのメッセージが横断幕になり、「変わらない愛を君へ贈る」の歌詞で“NEWSを守ってくれてありがとう”のメッセージがカメラに抜かれた時に感情が爆発した。メンバーが向けてくれる愛情とファンが向ける愛情などが、「変わらない愛を君へ贈る」のフレーズに込められているような気がする。この歌の余韻が凄すぎて、帰り道でずっと聴いたなぁ。


今回のツアーセトリは噛めば噛むほど美味しくて、3人体制で初めて構成されたコンサートとしては、素晴らしく出来た演出を見せてくれたと思う。心なしか、今までで一番彼らの笑顔が見れたツアーでもあった。
忘れたくないなぁ、こんな素敵なライブ。一生忘れたくない。

遠方住みのためにほぼ毎回飛行機にて開催地まで移動しており、行きは楽しみな気持ちでいっぱいだけど、帰り道でどうしても寂しくなって曲を聴きながら涙がこぼれる時もあるので、その時の自分にかけてあげる言葉をほしいと加藤さんにお送りしたら、ジャニーズWEBにて採用されました。

加藤さんの的確で、誰の心にも寄り添ってくれる言葉にまた励まされました。
本当にありがとう。“悲しみは愛の対価”。
思えば、高校時代に辛い思いをした際にその話と楽曲リクエストを送ったら流してくれたり、社会人なりたてのころにソロ曲のフレーズに励まされたことをラジオで紹介してくれたり、自分では救いきれない気持ちになった時に、うまく受け止めてくれるのが加藤さんで。質問を送った時も心が底につきそうだったけど、今回もパスを止めてくれてありがとうって思いました。

自分語りが多くなってすみません。
寂しくてもまたいつか会える日を楽しみに、未来に目を向けて生きていきます。


は〜美味しかった!20周年イヤーが楽しみです。


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