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【中編】東大A判から僕が東大に落ちた理由

はいこんにちは。シズクです。
今回は受験の天王山、夏休みの過ごし方です。僕が夏休みの間に取り組んだのはこんな感じ。

①オナ禁
②河合塾基礎シリーズテキスト消化
③参考書消化
④東大模試の過去問演習
⑤洋書

それぞれの解説に行く前にですが、夏休みの一ヶ月の間、ほぼ毎日僕は机にかじりついて勉強していました。いや、正確にいうと集中力が散漫になってるところもあり、12時間ずっと勉強していたかどうかは怪しいところがありますが、10時間は(マジで)コンスタントに勉強していた気がします。下ではその秘訣について、ご紹介させていただきます。

【1】夏休みにやっておいてよかったこと

■①オナ禁
もう間違いなくこれですね。日本男児は人間として覚醒するんです。当時僕は人類屈指のオナキン・スカイウォーカーでした。自習室に一緒に通ってた友達と一緒にオナ禁日数を競い合うジェダイの戦士だった僕は夏休みの間本当に覚醒していました。

オナ禁効果って、出るのが2週間ぐらい経ってからなんです。当時オナ猿だった私に訪れた変化は下記の通り。

・朝起きるのが全然辛くなくなる
・何時間勉強しても全然疲れない
・数学を解いてるとき、頭が超冴えてクリアになる
・自分もう何にでもなれるんじゃないかという自信がみなぎる
・なんか気持ちかっこよくなった気がする
・なんか気持ちいい匂いがするようになった気がする
・なんかモテるようになった気がする

そう、オナ禁は最強なんです。僕は1ヶ月ぐらいオナ禁を継続しており、もはや1ヶ月経ったぐらいの頃からはもう自分が常世全ての煩悩から解放された救世主となったような心境になっており、海のように穏やかな心で夏休みの後半は机に向かっていた気がします。すげぇよ俺。

なお、一ヶ月経った頃にちょっとエッ◯なサイトをみてしまい、その結果人生初の夢精をしてしまいまして、この無敵効果は切れたのでした。(チーン

②河合塾基礎シリーズテキスト消化
はいこれも当たり前ですけど、前期でやった基礎シリーズのテキストを消化していました。主に復習していたのは数学ですが、正直基礎シリーズのテキストは初見で解けるぐらいの簡単さだったので、解けなかった問題だけ2週回して終わらせてしまいました。あとは、世界史と地理の知識をテキストを一周することで入れていました。(論述はなんどもなんども繰り返し書いて自分のものにしていきました。)

国語に関しては、古典漢文はもう一度問題を解き直すまで復習。現代文はノータッチというところです。ただ、これに関しては復習すること自体はよかったものの、ただ復習すればいいということではないような気がします。その点について後述いたします。

③参考書消化/過去問演習
はいでたメインですね。僕はですね、8月に入る前にもうひったすら基礎シリーズの予備校のテキストの復習終わらせて、ひたすら8月から好きな参考書を解きまくるという方針で夏休みを過ごしていました。これが学力向上に上手く効いたんです。

各教科これだけのものをやりました。(参考書のみ)

○英語
・DUO3.0 (3週目)
・透視図(4週目)
・駿台要旨要約問題の解法(2週)
○数学
・新数学スタンダード演習(2、3週目)
・東大特講√T 予想問題集 1/3
○国語
・古典上達56(完)
・古典単語
○世界史
・山川論述問題集
◯地理
・河合地理論述(市販)
・高校の時のプリント

ぶっちゃけこの中でやってよかったな、と思うのは英語の3つ(特に透視図)と新スタぐらいです。これに加えて、夏休みの後半は河合塾の紫本と直近でやったOPを用いて演習を繰り返し繰り返しやりまくった感じでした。これが結果夏模試である程度点数を伸ばすのには効いたのですが、、、どこが悪かったのかについては後述。

【2】やらなければよかったこと

はい。正直たくさんあります。項目立ててかくと整理がつかなくなるのがほとんどなので、要点ごとにまとめていきますね。

■真面目にテキストの復習をやりすぎ!
はい。正直僕のミスは、懇切丁寧に全てのテキストを復習して行ったことですね。ぶっちゃけ心に決めた参考書があれば、それだけでいいと思うんですよ。やっぱり浮気はダメです。特に知識系のテキストにおいてはそれが顕著だと思っていて、例えば、英語だと英文法とイディオムなんて昔から使ってる参考書(僕の場合はForestやDUO)をもう一周やればいいだけですし、世界史や地理の知識テキストだって、高校時代から使っている教科書やプリントが全部網羅しているから馬鹿正直に全部やる必要なんて全くない。

確かに、カバーしてない範囲が少しありますが、そこになんか印つけて超速で復習するだけでほんといいです。使う教材を増やすのは本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に愚の骨頂です。

論述に関してはやっておいたほうがいいと思いますが。

■真面目に一からやりすぎ
テキスト頭から始める必要ないです!抜け漏れは確かに出てくるかもしれないですが、苦手分野を集中的に何周かやってから全体を舐める方針でいきましよう。そうじゃないと全ての教科において後半に勉強するものが全て弱くなります。とにかく自分ができなかったところを復習する際は、できなかったところだけ復習するようにして、絶対に同じ間違いを二度としないようにしましょう。それだけでおっけーです。そして、あ、この参考書微妙だと思ったらすぐにやめましょう。よっぽど今までにやってたものを繰り返しやったほうがいいです。

■洋書読みすぎ!
結局夏休みの間に余裕ブッこいて洋書2冊読んでるのですが、読みすぎはよくないです。こと受験英語に関しては、問題演習が全てなので、問題演習に耐えうる頭にするべきでした。

■実戦形式の模試解きすぎ!
はい。オープン形式の問題をこの時期にたくさん解きすぎました。
各教科3年ぐらいの夏・秋の東大模試を解いてしまったんじゃないでしょうか。

僕の場合、オープン形式の問題を沢山解く
→慣れる
→夏模試で緊張感を持った演習やる
→できなかったところを頑張って調整する
→秋模試で手応えが出る&結果が出る

だったんですよね。結果的に秋模試にコンディションが最高になるように調整をしてしまった。それで、演習を秋から少し怠ってしまったんですよね。これが敗因かな、と。いつのまにか合格をすることが目標でなく、模試でA判定をとって俺TUEEEすることが目標になっちゃってたわけですね。

夏休みはあくまでも知識の涵養の文脈が強いです。どちらかというとこの時期に25ヶ年をゴリゴリ解き進め(もちろん、過去から未来への流れでやRっていきましょう)、東大が長年重視している分野などについてのメタ認知を進めつつ、知識をきちんと涵養してから秋に東大模試の過去問を実戦形式で解きまくるという方向が最適だったように思われます。

【3】まとめ

この記事を読んでくれた方に覚えて欲しいのは下記の項目。

・オナ禁は損がないからやっとけ
・模試のA判ではなく、本番で合格することを目標としろ
・夏休みはまだ知識の涵養の時期。実戦形式で問題を解きすぎるな
・馬鹿正直にテキストの復習をやるな。自分が信じた教材で勉強を増やし、手をつけるテキストの数は最小限に抑えろ
・参考書もテキストも馬鹿正直に頭からやるな
・目標とずれることに手を出しすぎるな

以上、ナキリの夏の経験から導き出したあれこれでした。自分にとって何が一番重要かをうまく考えながら勉強をしていくこと。それが大事。


【4】ナキリの現役時からの成績推移(〜夏東大模試)

というわけで今になって思い返してみると色々と反省点も多かったナキリの浪人の夏でしたが、第一回全統模試と第二回全統模試の間では、こんなに差が出ました。

▼第一回全統模試
第一回(浪人時5月)
総合偏差値 
国文68.5
文系70.9
東大文二 D

▼第二回全統模試
第二回(9月)
科目/現役時偏差値/浪人時偏差値
英語 68.8⇒  78.8
数学 65.1 ⇒  79.2
国語 70.0 ⇒  70.9
世史 67.2 ⇒  72.8
地理 60.7 ⇒  75.9
国文 66.4 ⇒  75.5
文系 68.7 ⇒   76.3

東大 E     ⇒   A

☆東大模試 夏模試
■駿台実践(8月)
国語 58.0 ⇒ 62.5
数学 45.2 ⇒ 46.4
英語 49.5 ⇒ 64.7
世史 50.4 ⇒ 61.7
地理 36.9 ⇒ 57.4
総合 48.7 ⇒ 61.4

東大文二
D     ⇒    A

■河合OP(8月)
※現役時受験していないため浪人時のデータのみ
国語 58.3
数学 65.2
英語 39.8
世史 64.5
地理 58.9

総合 57.6

東大文二

C



というわけで勉強していたらまぁまぁ成績は上がります。
次は、秋編〜直前編ですね。需要がありそうだったら書いていこうかな、と思います。

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