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【Copilot】パワポで自動プレゼン資料作成

こんにちは!株式会社ニジボックス UX・ディレクション室 室長の吉川です。
今回はMicrosoft Copilot(Copilot Pro)をパワポで使って、自動でプレゼン資料を作成することに挑戦してみました。

実務で利用するには、まだ懐疑的な声も多いCopilotですが、実際にどこまでできるのかを試してみたので、今後Copilotで作業効率化したいと考えている方々の参考に少しでもなれば幸いです!


1.プレゼン内容の作成

まずはプレゼン内容の作成をMicrosoft Copilot(旧Bing Chat Enterprise)で行いました。
このプロンプトを使えば、#調査内容のところにプレゼンで話したい内容を入れれば、その内容をCopilotがブラウザ上で調査して概要をまとめてくれます。
※プレゼン内容も完全自動で出す前提で考えたので、すでに内容がある場合はプロンプトを調整!

あなたはパワーポイントの資料を作成するプロフェッショナルです。

以下の手順でパワーポイント資料の各ページの概要テキストを作成してください。

1:
#調査内容をブラウザ上で調べてください。

2:
1の調査内容結果から以下の構成で各ページの詳細な内容を日本語で作成してください。尚、2_4以降は各ページが1ページに収まらない場合は複数ページに分割しても構いません。
2_1 TOPページ
2_2 目次
2_3 プレゼンテーションの目的
2_4 主要ポイントの説明(それを支えるデータや例があれば提供)
2_5 二番目のポイントの説明明(それを支えるデータや例があれば提供)
2_6 三番目のポイントの説明明(それを支えるデータや例があれば提供)
2_7 まとめ

#調査内容
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調査内容をいれてください
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今回の調査内容はダミーで「プロ野球の高打率の秘訣」と入れてみました。すると以下のようなプレゼン内容が出力されました。


以下はプロ野球で高い打率を維持するために必要なポイントをまとめたものです。

2_1 TOPページ
タイトル: プロ野球の高打率の秘訣

2_2 目次
打率向上の重要性
ヒットコースの把握
守備位置の確認
投手の癖の把握
審判の傾向の把握
バッターボックスの工夫
ファールの技術
打席数打数分割法

2_3 プレゼンテーションの目的
高打率を維持するためには単なる才能だけではなく、戦略的なアプローチと継続的な練習が不可欠です。このプレゼンテーションでは、打率向上に役立つ具体的な技術と心構えを紹介します。

2_4 主要ポイントの説明
ヒットコースの把握: 自分の得意な打球方向やコースを知り、記録をつけることで、より効果的にヒットを打つことが可能になります。

2_5 二番目のポイントの説明
守備位置と投手の癖の確認: 相手チームの守備配置や投手の癖を把握し、それを逆手に取ることで、打率を向上させることができます。

2_6 三番目のポイントの説明
審判の傾向とバッターボックスの工夫: 審判ごとのストライクゾーンの特徴を把握し、バッターボックス内での立ち位置やタイミングを微調整することが大切です。

2_7 まとめ
プロ野球で高い打率を維持するためには、技術的な面はもちろん、相手チームや審判の特徴を理解し、自己管理を徹底することが重要です。日々の記録と反省を繰り返し、継続的にスキルアップを図りましょう​​

これで、下準備は完成です!そして、ついにここからCopilot Pro(Microsoft 365 Copilot)の出番です。

2.Copilot Pro(Microsoft 365 Copilot)でパワポでスライド作成

といっても、やり方は簡単!
まずはCopilotがアクティブになっているパワーポイントは上部右上に「Copilot」というアイコンがでていてこれを押します。

すると、右側にチャットUIが出現するので、そこに先ほどのテキストをそのまま流し込みます。(最大2000文字までなので注意)

少し待てばスライド完成!
最低限これだけで出来ます。

ただ、デザインがとても微妙。。。
それも自動で解決します!

3.Designerでデザイン調整して完成!

Copilotのとなりに、雷のようなマークのアイコンがあります。
これが「Desiger」です。

ページごとにはなりますが、これを押すだけでデザインパターンを複数提示してくれます。

あまり気に入ったものがなければ、できるだけイメージが近いものを選んでください。デザイン変更した後にもう一度「Designer」ボタンを押すと新しいデザインをベースに、デザインパターンを提案してくれます。
そして各ページのデザインを自動で調整。

これで完成です!
完成したスライドがこちら!

4.最後に

いかがでしたか?
正直実用するようになるにはもう一歩二歩な部分はありますが、自動でここまでできるようになりました。
現状ではまだプレゼン資料の叩きとしてまでが現実的な利用範囲な気がします。

ただMicrosoft CopilotはOfficeツール全体で使えるので、例えば
1.Outlookメールでの問い合わせに自動返信文を作成
2.返信文をWordで要約
3.パワポで資料化
みたいな使い方も無限に考えられます。

AI時代はどう組み合わせて、どう効率化・クオリティアップさせるかが鍵だと思いますが、さらにそれが重要になっているとひしひしと感じます。

Microsoft Copilotの今後の進化に期待しつつ、現時点でのナレッジがすこしでも参考になれば幸いです。それではまた次回!

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