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運動不足。転んで初めて顔にケガ。

この記事では、#転倒のメカニズム  #運動不足 #唇の傷 #傷の手当  #自己治療 #ケアリーヴ #キズパワーパッド #ワセリン  #口腔衛生 #ココロにも傷 #横の動き  #土の上を歩く などについて書いています。何かしらお役に立てば幸いです。

転倒のメカニズム分析。運動不足にご注意を

5年前、富士登山を目標に始めた山登り。昨年は足止めを食らい、登るのを諦めた。おまけに、その昨年からデスクワークが中心になり、通勤は自転車のみ。もともとの出不精で買い物くらいにしか出かけないので、思えば散歩もご無沙汰になっていた。このままではまずいと思い、近場の河原へ歩いて向かう。

河原に出るまでの下り坂。家を出て10分ほど歩いた時のこと。
何のことはない小さな段差で、急に足首が90度外側に曲がり、膝カックンされたかのように膝から崩れ、ゴンとひざまずいた。
前傾した上体は右手をついて一旦止まったかに思えたが、下り坂の前傾姿勢で重たいリュックが勢いよく後頭部を押し、路面が近づいて目を閉じた。
10秒ほど呆然として立ち上がると、右手の甲、額、頬がジンジン熱く、マスクの中で血の味。前歯が当たった唇の内側が切れていた。何も持ってなかった左手はなぜか顔とほぼ同時に地面について無傷。
足の小指側が段差に落ちることは昔からよくあり、足を取られたのがどこかも分からないくらい小さな段差だった。1年前ならすぐに体勢を立て直せていたと思うのだけど…。

実は先月も家の中で、いつもあるヒーターのコードに足を引っ掛けて転倒した。ウイルスには免疫と栄養と氣で勝てても、筋力や反射神経の衰えには抗えなかったということか…。無念。

先月家の中で転んだ時も右手だけを傷めたので、今回も左手の反応が遅かったのが気になる。もう10年近く、左の奥歯の持病のせいで右側でしか噛んでいないことは関係あるだろうか。いずれどこかに影響が出てくるのではないかと一抹の不安が…。今回はさておくとして。

こんな派手な転び方は大人になってから記憶にないのでそれなりにショックでそのまま家に帰り、自分で手当て。(自室に閉じ籠ったダンナさんも真横で見てショックを受けてたらしい。)両ひざと手は衣類で守られて軽傷だったが、額と頬は1cm平方以上擦りむいて血が滲み、唇の内側が前歯で切れて大きく腫れていた。歯と頭は何となく大丈夫そうだったので翌日の月曜まで経過観察。

顔と唇のキズの手当てと食事

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<使ったもの>
バンドエイド「キズパワーパッド」スポットタイプ
  …全面がハイドロコロイドのパッド。全面で強力に滲出液を吸収できる。粘着力が強いので同じ場所で貼り換えを続けると傷周辺の肌が荒れやすい。滲出液を吸収すると白くなり膨らむ。液量が多いとパッドからあふれ出てくる。
ニチバン「ケアリーヴ 治す力 防水タイプ」Mサイズ
  …透明フィルムの絆創膏の中心にハイドロコロイドパッドがついている。透明フィルムの粘着力は③よりやや強く、入浴でも擦らなければはがれなかった。滲出液が多くても肌に接着しているフィルム部分が大きいためか滲出が止まりやすかった。パッド部分が滲出液を吸収しても白くならず殆ど目立たない。貼る場所に応じて透明フィルム部分の余分をカットしたが、その部分も③の代わりに使えた。
白十字「ひび・あかぎれにストップバン」ピンポイント
  …全面透明フィルムのみの粘着シート。接着力は弱いので傷口や肌を傷めにくいが汗や入浴ではがれる。小さくて30枚入りなので、概ね傷口が落ち着いたら乾燥予防、傷口の一時的な保護に使いやすい。

<キズの手当て>
●現場でアルコールタイプのお手拭きで傷口の汚れや血を軽くぬぐい、帰宅してすぐ水を当ててよく流した。
●最初、使用歴のあった「①キズパワーパッド」を装着。
一番大きく深めの額と鼻の下の傷の滲出液は4日ほど止まらず、パッド全体が半日ほどでブヨブヨになり、端から滲出液がどんどん漏れてきたので2日目からは1日3回貼り換えた。
●5日目も滲出液が止まらなかったので、「②ケアリーヴ」に変更。1日で滲出が止まり、傷が塞がり始める。
●7日目頃~赤みが引いてきた箇所から、傷口の乾燥と手で触れたりするのを防ぐため「③ひび・あかぎれストップバン」か②の透明フィルムの切れ端に変更。傷口がきれいになるまで使用。一番大きかった額の傷は9日目にはほんのりピンクにみえるだけできれいになった。
●何もしなかった1番浅い小さな擦り傷は数日できれいになった。2番目に浅い擦り傷は乾燥させないよう4日目までワセリン塗布のみにしてみた。4日目にお風呂で洗顔中に瘡蓋が取れたので、その後は②か③の透明フィルムを傷より数ミリ大きくカットして貼付。傷は浅かったのに9日目も赤みが残る。

傷口を乾燥させて瘡蓋作ると、取れる頃痒くなり引っ掻いて瘡蓋を取ってしまうと跡が残ったり周辺の皮膚が引きつれたりする。顔の傷にはこのタイプがベストだったと思う。
●口内の傷は1cmほどあり、翌朝縫ってもらうつもりだったが朝には出血は止まり歯磨きでも傷は開かなかったので、食事以外ではなるべく唇を動かさないよう、あまりしゃべらないようにした。口内を清潔に保つため、食後はすぐ歯を磨き、間食はやめた。(おかげで間食の習慣がストップ。治っても継続できるといいけど。)

<5月3日(3週間目)追記>
自己治療中、一度乾燥して瘡蓋ができてしまった箇所は、表面がきれいになってからはワセリンで湿潤に保つケアをしています。3週目に入っても赤みは残っていますが、範囲が小さく薄くなってきています。

<食事>
染みるので唇に触れずに舌の上に乗せられるよう、一口サイズで薄味の食事が食べやすい。なるべく傷口に触れないよう注意深くゆっくりと噛んで食す。(ついながら食べしてしまうが、これが食事の本来で、ココロにもカラダにも好いんだな。)

<ココロの手当て>
「痛かったね」というひと言は、大人でも驚くほど癒される。ケガは心にも傷を作る。言葉はなくても、心配する誰かがそばにいてくれるだけでホッとする。

ちなみに、自分を落ち着けて慰めようと「あ~びっくりした~!なんでこんなことになったんやろか~」と繰り返す私に、ダンナさんは「ヤバいね~」を連発。追い打ちをかけられるようで「それは止めて」と制止。痛々しい私の顔を見たくないようで黙って自室に引きこもってしまったけど、心配していた氣持ちは分かった。
…がしかし、それも束の間。私が気丈なもので、その後一つの家事も手伝わない君はマジでスパルタ君。私を早く自立させたいんだよね~?

土の上を歩く

普段、日常生活でも家事でも前後の運動は沢山あるけど、意外に横の動きは少ないことに気付いた。ふだんから階段の上り下りはなるべくしてたけど、横に大きく揺れた時に支える体幹の筋肉と反射神経が弱ってたと思う。
山登りやスポーツやダンスなどでなくとも、電車に立って乗ったり、土の上など平らでない場所を歩いたりするだけでもバランスを保つ筋肉は自然に鍛えられるのに、それすらしてなかったと今更氣付く。家の中で転んだあと、特段何もしなかったので、「まだわからぬか!」と神様から叱られたんだな~(笑) お陰で1日おきに散歩に出るようになりました。

なんだかんだ言い訳みたくなりましたが、みなさまもどうぞお氣を付けくださいね。


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