見出し画像

aiumiのアタマノナカ#1「エレクトーン編①」

aiumiのアタマノナカ、はじめの投稿は私の音楽原点を話そうと思います。

人の価値観とか好みとかってその人の経験がかなり
影響されると思うのですが、私の場合音楽の好みも
かなり影響を受けています。
私が音楽を大好き人間になったきっかけは間違いな
くエレクトーンとの出会いでした。

当時二歳半、母親に某音楽教室のチラシを
見せてきて
「こんなのあるけどやってみる?」
そう言われた私は考えることを知らないので即答で
「うん!やる」
といったことを覚えています。

結果、めちゃくちゃ楽しかったんです。
最初はリズム遊びみたいな感じで
同じ教室の友達と音楽に合わせて
ぴょんぴょん跳ねる、
それだけでも楽しかったですね。

そしてエレクトーンの習い事は結果的に
中学卒業まで続きました。
十五歳までだから、十三年間。
この間に起きた音楽と私の関係
(恋人みたいな書き方するじゃん)
を幾つかに分けて説明します。

1. ベースってかっこいいを知る七歳

私の音楽聴き方は七歳以前と以後では
全く違います。

七歳、ある日いつも通り音楽教室でレッスンを受け
ていると先生に呼ばれいつも使っている楽譜が載っ
ている教本のとあるページを開き、こう言いました。

「そろそろaiumiちゃん、ベースやってみようか」

それは3段に分けられた今まで見たこともない楽譜で
した。そう、エレクトーンには足で弾く鍵盤
「ベース」が存在します。左足で弾くのが通常です
が、レベルが上がると両足で弾くこともありその姿
は一言で言うと

めちゃくちゃかっこいい。

発表会で度々見かけていた上級生のグループには必
ず1人ベースの担当がいてステージで一際輝いて見
えていたので、これまた考えるよりも先に
「はい、やります!」
そう答えました。

そっからは猛練習。
足で鍵盤を弾くという行為は、激ムズでした。
意味わからん。ただある程度練習すると、
ある変化に気づいたのです。
「曲が見える!」
今まで聴いていた音楽が、とっても立体的に聴こえ
始めました。初めは歌番組でアーティストさんが歌
っているのを見ているとハモリの方の音量が以前よ
り大きく聴こえるようになりました。
そしてバンドの演奏は、ボーカルではないとっても
低い音がたくさん聴こえるようになりました。

そして耳の変化が起こってからエレクトーンの上達
も異常な速度で早くなりました。
自分でメロディーもハーモニーもベースもできるよ
うになることで演奏の幅、つまりいろんな音楽に出
逢う可能性も広がっていきました。

2.音楽的アイデンティティの形成

なんだか論文みたいな見出しになってしまったけれ
ど、結構真面目に音楽が私を作り上げてるような物
なのでこれで良いです。
ここからはエレクトーンを通じて出会った音楽につ
いて、何曲か紹介します。


①サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージックはミュージカル映画
の代表作と言える作品だと思います。
私はソロ発表会で「ドレミの歌」
「エーデルワイス」「私のお気に入り」の3曲をメド
レーにして演奏しました。

初めてこの曲を先生に提案してもらった時、初めて
音楽で鳥肌をたちました。映画も同様で、生まれて
初めて「この映画やばい」って思ったのは
サウンド・オブ・ミュージックでした。

色んな音を出せるエレクトーンと大編成で作られる
ことが多い映画音楽ってそもそも相性が良いのです
が、この楽曲と出逢うことで音楽があらゆるエンタ
メの興味へ繋がってくるようになりました。

②シング・シング・シング

これは、絶対外せない楽曲ランキング1位。
私がJAZZ、ブラックミュージックを好きになるきっ
かけはまさしくシング・シング・シングです。

エレクトーンを演奏する人には2つパターンがあっ
て、割と棒立ちで演奏する方と、ノリノリの方で
す。私はノリノリの方だったらしく(無自覚)
その様子を見ていた先生がこんなのも挑戦して
みたら?と目の前で簡単に弾いてくださったん
です。この曲を聴いた時は初めての感動!という
より初対面なのに前から知り合いだった人と出逢
うみたいな感覚でした。

そして参考資料として映画「スイング・ガールズ」
を見たことで、吹奏楽、そしてトランペットとの
出会いに繋がっていきます。

③大河ドラマ「軍師官兵衛」のテーマ

こちらは、簡単にいうと
「遊びじゃなくて本気でやる」
ことの重要さを知った曲になります。
私はこの曲を完全に習得できないままエレクトーン
を辞めます。高校進学が理由だとしても、とても悔
いが残る結末でした。

大河ドラマのテーマ曲は毎回凝っていて、憧れでも
ありました。なのでこの曲は私が希望を言って練習
させてもらった曲でした。ただ、部活動や勉強との
両立は当時中学生だった私にとって難しいもので、
次第にエレクトーンは楽しいものからお荷物のよう
に感じていきました。

ただ、辞めてすぐ後悔しました。もっと楽しさだけ
じゃない本気で向き合うことができたのではないか。
そう思いました。そしてこうも思いました。

これからは絶対にやり抜く。

この曲とともに過ごした時間が私のやれるだけやっ
てみるという根気というか、生き方が生まれたよう
な気がしています。

3.aiumi のアタマノナカ#1まとめ

思ったより長くなってしまった…。
すみません。
でもまだまだ語りきれてないです!
次はグループとソロでやることの違いについて語ろうかなって思います。
誰とやるかって大事ですから笑
では、またお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?