#わたしは便器。

今日は勉強しようと学校へ来た。

学校近くのパン屋さんでパンを買い、むはむは頬張りながらスマホをいじる。

溜め込んでいるラインを返信しつつ術後の彼にも励ましの言葉を送る。

すぐに返信が来た。

「そんなことは置いといて来てよ。」

なんとなく術後は出歩かない方が良いかーまだ術後1日とかだしなーと思い、次お見舞いに行けるのはまだまだだと思っていたのだが召集された。
ほいほい病院に向かう。

身体の不快を訴えるが私にはどうすることもできない。無力。

まあ病気のことも身体の機能構造もわからない私にできることなど何もないか。
暇や~おもしろくないわ~早く退院したいという訴えが多いなか、こうして会いに行っているだけでも彼の支えになっていると思おう。

わたし以外の女の子とはもう連絡取っていないという彼。某マッチングアプリも今は利用していないらしい。
出会った当初はセフレ5人いる~とほざき、いわゆる やりちん で、私に対する扱いも雑であったが 今はわたしだけのようだ。

会える人も限られ、入院による不安やストレスの多いなか、毎日のように病院に通う私。
彼の中で心境の変化があったのだろうか。わたしへの当たりが少し優しくなったような気がする。
根拠はない。なんとなくそう思っただけだが 彼の気持ちが”仲の良いセフレ”に対するものから”彼女”に対するそれへと変化したように感じた。

とは言っても今日もトイレに連れ込まれ彼のムスコをくわえる。


わたしは便器か。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?