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全員丸坊主の世界

我が国では国民すべてが成人を迎えると髪の毛を剃り、丸坊主にすることが義務付けられています。理由は単純で頭髪の有無や色、形状に伴う他人からの言動を無くすためです。

そもそも人によって頭髪の有無や形状が異なるために比較が生じて偏見、誹謗中傷につながります。皆が同じ頭部であるならば差が無いわけですから、比較のしようが無くなるのです。

この法律は約60年前に始まったもので、当時の社会情勢において極めて合理的な判断でした。現在までこの法律が存続していること、廃止の声がほとんど上がっていないことを考えるとどれだけ有効なルールなのかがわかります。

施行以前の環境はひどいものでした。

元々髪が薄い人、遺伝等で早い段階から頭髪が減ってきた人、好きな髪色に染めただけなのに偏見の目で見られてしまう人、このような人達が自身に非がないにもかかわらず暴言を受けてしまうことがあったのです。

この状況を打開するために全国民の丸坊主化を法律で義務付けました。

現在では、丸坊主による外見上の特徴の減少から、他の外見による誹謗中傷も減少傾向にあります。

外見において他人を誹謗中傷する行為そのものに意識が行きにくくなったのです。それほどまでに頭髪は外見上の影響力を持っていたわけですね。

国内において、この法律の更なるブラッシュアップを求める動きもあります。今度は外見を補正する行為も禁止していく流れになりそうです。

メイクや整形、マッサージも外見上の変化をもたらす行為なので禁じられていくでしょう。

この法律により、国民の精神的成熟度が高まり国の繁栄がもたらされて行くことに違いありません。

私も国民の一人としてこの法律を守り続けて立派な社会の一員として生きていきます。

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