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#210 ”ペペロンチーノ” は 日本語メニュー? イタリア語事始め(22)

パスタのメニューで「ペペロンチーノ」があります.この呼び名,日本でしか通じないんですね.最近まで知りませんでした.

イタリア語で、アーリオはニンニク、オーリオは油、ペペロンチーノはトウガラシを意味し、塩ゆでしたスパゲティをにんにくとオリーブオイルだけで調味したものをスパゲティ・アーリオ・オーリオ、これに唐辛子を加えたものをスパゲティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノと呼ぶ。(引用元 Wikipedia

 唐辛子(peperoncino)と呼んでいるこのスパゲティ(spaghetti)は,「ニンニクとオリーブ油合え」にペペロンチーノが添えられているという事とNHKラジオのイタリア語講座の講師の先生がおっしゃっていました.確かに,日本語で「アーリオ・オリオ」と呼ぶより,「ペペロンチーノ」の方が,なんとなくイタリアっぽく聞こえる気がします.「○○チーノ」と聞くと,俳優のアルパチーノが思い浮かんでくるからでしょうか? (笑)

 そういえば,スパゲティも名詞の複数形だとラジオ講座で言われて,驚きました.

スパゲッティ (spaghetti) という語は、「ひも」を意味するイタリア語 spago に縮小辞のついた形 (spaghetto) の複数形である。(引用元 Wikipedia

 小麦粉を練ったものの総称でパスタと呼んでいるようなので,マカロニやペンネのようなショートパスタと呼ばれる数えやすいパスタなら複数形があるのもわかるのだけれど,ひも状のパスタを数えることはない気がするのですが,,,イタリア語的には区別しているんですね.

 日本人で,”スパゲティ”が複数形なんて,普段考えながら食べている人いないだろうなと想像します.そういえば,普段よく耳にするデータ(data)も,本当はデータム(datum)の複数形,ってことを考えて生活している人いないのときっと同じなんだと気づいたりします.(そもそも日本語では,複数形で読み名が変わるものが浮かびません.○○たち,○○ら,○○個の○○などしか日本語にはないのでは?)

やはり,外国語を勉強することは面白い.