📚おもしろそうだからやってみちゃえ、失敗したらやり直せばいい📚どりかむ図鑑~セントラルキッチン長・なめたろう 後編~📚
こんにちは、380です。
株式会社どりーむずかむとぅるーで働くメンバーに話をうかがい、どりかむの歴史に迫る「どりかむ図鑑」。
今回、今後のどりかむの発展にかかわるセントラルキッチンの長であるなめたろうさんには、前編では入社の経緯やセントラルキッチンの役目をうかがいました。
後編ではどりかむのキーワードでもある「居心地の良さ」についてや、なめたろうさんにも通ずるどりかむらしいパワフルなチャレンジ精神の秘密、今後のやりたいことについて話してくださいました!
おもろいからやってみちゃえ、どりかむのその精神に惹かれて
-今までお話を聞いてるなかで、いまいるどりかむメンバーとは得意分野がちがったり、どりかむらしさとはちがう、という言葉も出ましたが、それでもどりかむが好きだっていう惹かれている部分はどこなんでしょう。
幸佑さんですかね。サブカル寄りなところや、雑多なところが好きですね(笑)勇さんもそうですし、とりあえずおもしろいからやっちゃえって雰囲気とか、おもしろいからやっちゃうのは金になるからとかじゃなくて好きだから、っていう。やってみてめっちゃ失敗しても、えへへ、みたいな(笑)そんなのがいいですよね。
あとはセンスがいいですよね。じぶんの趣味と合うというか、根暗というかナードというかそういう質感のカルチャーが好きです。だからじぶんが通っていた時もお客さんにはそういう人が多かったですね。
最初にラーメン屋から「こあら」に戻ってきた理由も幸佑さんが好きだからですね。なんですかね、なんかわからないけど幸佑さん好きなんですよね。たぶん一緒に住んでたからっていうのもあるんでしょうけど。
-そうか、東京のラーメン屋で働いてたときですね。どれくらい一緒に住んでたんですか。
1年半~2年弱くらいですかね。
幸佑さん、やばいですよ。くそアナログなんで効率悪いんですけど。譲らない部分譲らないんで。働いてないと多分あの人死にますね(笑)あんまり寝ないですし。俺より遅く帰ってきて俺が起きたときにはもういない感じだったんで。
音飯が好きなのは、幸佑さんも勇さんも全部が好きっていう感じですね。
スタッフの居心地の良さを生んでいくのがじぶんの役目
-インタビューの際にみなさんにうかがってるのですが、企業理念である「お客さんにとっても従業員にとっても居心地のいい場所」ってなんだと思いますか。なめたろうさんのポジションだとまた異なってきそうですよね。
まず音飯がなんで良かったのかっていうと、考えたことなかったんですけど、居心地がよかったんですよね。別に気を使う必要ないし、好きなときに帰ればいいし、変なこと喋ってもいいし。なんか、こう、全部許してもらえるお店でしたね。ヘマしたっていいし、お店側も注文忘れてたりしたんで(笑)
サブカルの要素も強かったんで、一見さんのサラリーマンが仕事帰りにふらっと寄るような居心地の良さではないですけど。
「こあら」は音飯っぽさとはまた別で、音飯よりもっと大衆的なお店なので。「こあら」にきて思ったのは、いいお客さんばっかりだなって思いますね。めちゃめちゃいいですよ、ここにくるお客さん。
たぶん音飯は大衆的な居心地の良さではなくて割と尖っているというか。「こあら」の場合はお客さんを選ばないというか、ワイワイやる人もそれはそれでいいし、趣味の範囲も選ばないし。
-今後、どりかむでセントラルキッチンを運営していくにあたっての「居心地の良さ」はどんなところを意識されてますか?
山形にいるときに宇野さんから誘われて、「自分に何ができるかな」って考えたんですよ。いまどりかむは「居心地の良さ」を理念として掲げてて、そのために動くっていう感じなのかなと思っていて。
お客さんの居心地の良さは現場の人が作っていくのがほとんどなんで、じぶんはスタッフの居心地の良さをつくっていくためにセントラルキッチンって重要だと思っていて。それがじぶんにはできるんじゃないかなと思ってるし、やりたいなと思ってて。宇野さんから話しもらってから頭の中そのことばっかりで。
例えば仕込みを一時間減らしたらその一時間でやれることいっぱいあるよな、とか。イチからつくっていくのも好きなんで、そういうのをやらしてもらえる環境ってあんまりないし、今のどりかむにはそういう部分をやることが好きな人もあまりいないかなと思うんで。
やりたいことがいっぱいある、やり直しがきく飲食業が好き
-なるほど、スタッフに居心地の良さを提供するための土台作りなんですね。その仕組みをゼロから作っていくのって怖くもありませんか?自分はこうしたらいいと思うけどうまくいかなかったら、とか。
全然ないです(笑)
-すごいなぁ、それってやってみちゃえ!ですか?それとも、絶対うまくいくし!ですか?
やってみちゃえ、ですね。お金さえかかってなければ、失敗したら止めればいいし。単純にそういう部分を考えるのもやるのも面倒くさくてやるのが好きじゃない人が多いんですよ。じぶんはそういうのが好きだから、それだけだと思います。
-どりかむの人って、その強さ、度胸がありますよね。やってみちゃえ、の精神はいつ培われたんですか?
もともとですね。駄目だったら戻せばいい、間違ってたらすみません、でいいじゃん、の考えです。
大きな損害になるようなミスは絶対しないように何重もチェックしなきゃいけないですけど、そういう仕事でもないので、一つひとつ気にして時間かけちゃうよりは間違ってから直したほうが早いじゃないですか。飲食業のそのへんがたぶん好きなんですよね。
間違ったら直せばいい、とにかくやろう、っていうのはラーメン屋さんでも教わりましたね。昨日まで言われてたやり方が今日から変わってくのがほぼ毎日起こるので。ただそれって変化する社会に対応しなきゃいけないっていうしっかりとした考えがあって。基本、人は変化を嫌うけどそれじゃやっていけないんだよ、っていうのにすごい共感したからかもしれないですね。
-すごいなぁ。個人的にやりたことはありますか?
だし巻き卵の器械を造りたいです!
超大きい業務用の玉子焼き屋さんで使うようなものはあるんですけど、じぶんが造りたいのは「こあら」とかそういう居酒屋さんでオーダーが入ってから作れるようなやつです。
卵焼きって一般的なメニューじゃないですか。どこにでもあるし売りにしてるお店もあるし。だけどその場で作るか、事前に作るかで全然ちがうんですよ。ただその場で作ると手が埋まっちゃうんで大変なんですよ。だからその場で機会が作ったらいいんじゃない、と思って(笑)ただの夢なんですけど。
それがあったら人件費も浮くし、カウンターに置いてあって作ったらおもしろいじゃないですか。それを造って、チェーンの居酒屋に売りたいです。
やりたいこと、いっぱいあります(笑)冷凍弁当を作りたいのと、芋煮のレトルトを作りたいのと。
-すごいな、やりたいことがいっぱいあって。やってみよう、の精神って大切ですよね。私も頑張らなきゃ。
いやぁ、一緒に頑張りましょう。
-今日はありがとうございました!
――編集後記――
インタビュー前後も電話をしたり考え込みながらペンを走らせたり終始仕事をしていたなめたろうさん。なにを質問しても淀みなくスラスラと言葉が出てくる姿から、効率よくキビキビと働いている姿が容易に想像できました。自身も自覚するように働き方や得意分野はいままでのどりかむにはあまりいないのかもしれませんが、「好き」「おもしろそう」「やってみちゃえ」、単純明快でパワフルな行動力はどこからどうみてもどりかむらしい方でした。なめたろうさんが指揮を執るセントラルキッチンが誕生することによって、どりかむは益々パワーアップしていくんだろうなー!自分の強みを武器に一緒に楽しんでいこう...!!と沸々とみなぎるやる気をもらったインタビューでした◎
<取材・文・撮影 みやの>
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