累計17万日分のデータ分析で分かった勝率8割の株式投資法(4)
今回はTOPIXコア30の中で、個別の銘柄について分析したい。前回作成した表を再掲する。
勝率の上位はソフトバンク(9434)の84.1%、続いて第一三共(4568)の83.6%、みずほフィナンシャルグループ(8411)の83.0%だった。低いのは東京エレクトロン(8035)の77.7%、ソニーG(6758)の77.8%、キーエンス(6861)の78.3%だった。
一方、上昇率の上位はソフトバンクグループ(9984)が1.7%とずば抜けて高く、東京エレクトロンの1.4%、後は1.2%が複数並んでいる。下位はソフトバンク(9434)が0.6%、武田薬品工業(4502)が0.8%、セブン&アイHD(3382)、トヨタ自動車(7203)、NTT(9432)が0.9%で並んでいる。
興味深いのは、勝率が高いソフトバンクは上昇率が低く、逆に勝率が低い東京エレクトロンは上昇率が高いことである。勝率が高いからといって、今回の投資法で儲かるとは限らないようだ。
またソフトバンクグループの上昇率はあまりにも高いため、「何らかの誤データがあるのか?」と思って確認してみたが、特に問題はなかった。それよりも値動きの激しさが影響しているようで、翌日高値が10%超も上昇している日も多かったのが原因だろう。他の銘柄ではあり得ない激しさだ。当然だが翌日高値でも暴落していることもある。
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