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答えは探さない

そういえば沖縄旅行の際、道端にある木を見ただけで感動していた。
南国らしい生命力溢れた木。
今となっては当たり前の光景になっている。
慣れというのは、こういうことか。

「なぜ沖縄に来たの?」
よく聞かれる。私は答えられない。
なぜならその答えを持ち合わせていないし、私自身も探していた。

何のためにここに来たのだろう?
ずっと自分に、そしてこの地に問うた。

でも答えなんて、もうそもそも出ている。
「ここに来た、ここに住んでいる」ことが全てだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
私は、ここに来たかったのだ。
だから来た。それが答えだ。

ドラマティックな答えがいつか降ってくるのかと期待した。
「このために沖縄に来たんだ!」それに辿り着きたいと思った。
でもそんな答えなんてない。そもそも答えは出ている。

であるなら、私ができることは、1日1日をここできちんと生きることだ。
ひとつひとつ、目の前のことを大切にしていくことが、ここに来た意味となる。
積み重ねた先に何があるのかはわからない。ないかもしれない。
でもそれでいいんだと思う。

私は夢を見たかった。かっこよくありたかった。
何かに運命的に出会い、運命的な展開を迎え、、、、そう想像していた。
でも現実はそんなにドラマティックでもないようだ。
実際、現実は結構地味だ。

でも、知らぬ土地で生活することに意味があると思う。
誰に示すわけでもない、私にとって意味がある。
ひとつひとつ目の前のことを、足元の生活をこなしていくことが、私の人生なんだと思う。
ここに来たことに意味がある。
そこに答えがあるとすれば、それはオマケやご褒美なんだと思う。

答えはもう探さない。
ここでの生活を大切にしていこう。