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大阪に来て思った東京との違い5選

① 粉ものがどちゃくそ美味い
大阪と言えば、粉もの。
この粉ものがとにかく、東京ではまあ食べられないだろうというくらい美味い。

たこ焼きは外側がふわっとしていて、中はどろっとしている。東京では外がカリカリのものが多いので、大阪のたこ焼きの触感に驚くだろう。

そして、粉ものの中でも圧倒的存在感なのが、串カツ。私は大阪の串カツを食べて涙が出そうなくらい感動した。日本が世界に誇れる食文化遺産だと思った。サクサクの衣が、具の良さをさらに引き立てているのである。

大阪に来て串カツを食べないのは、北海道に行って海鮮丼を食べないのと同じくらい損している。

② 大阪のおばちゃんはファニー
大阪のおばちゃんはノリがいいし、気遣いもしてくれる。
私が駅カフェの狭いカウンター席で、カフェオレを注文したときのことだ。店員のおばちゃんは作ったカフェオレを出し忘れて、ずっと放置していた。すると、それに気づいた私の席の隣に座っていたおばちゃんが「あんたこのお兄ちゃんのカフェオレ出し忘れとるで」と指摘してくれたのだ。店員は「あ~忘れとったわ」と軽いノリ。「そんなんじゃあんたあかんよ」とおばちゃんもヘラヘラ笑っていたのだった。

ちなみに、大阪大学出身の友人いわく、大阪にいれば一年に一度くらいの頻度でおばちゃんが「アメちゃん」をくれるらしい。

③ ヤンキーが多い
大阪にはたぶん、まだヤンキーがモテるという風潮が残っている。心斎橋のアメ村あたりで、いかついバイクに乗った金髪の兄ちゃんが、小顔の美人を乗っけていた。くそうるさいエンジン音をブンブン鳴らして疾走するヤンキーが大阪にはたくさんいる。夜、バイクや車の音で目が覚めることがままある。

ちなみに歩きたばこをしている人も多い。東京から来た友人の第一声が「大阪って歩きたばこ多いよね」だったほどだ。地方から来た人は大阪府民のガラの悪さに最初は驚くかもしれない(しゃべってみればいい人が多い)。

④ お金の問題にシビア
東京から大阪に来た営業マンは、「東京のやり方が通じない」と嘆く。大阪人はまず、ビジネスの場では値切り交渉から始まる。大阪は日本ではなく、タイのような異国だと思った方がいいかもしれない。

私が営業ではなく内勤なのでそういった場に遭遇することが少ないが、家を借りるのに不動産屋に行ったとき苦労した。一人暮らしがはじめてで気の弱そうな私は足元を見られた。相場より高い値段をふっかけられたり、ふっかけられた値段をどんどん値下げさせていくように見せかけて、実は相場に落ち着いただけだったり。すごかったのは、line登録をさせられて、翌日以降「もうお部屋は決まりましたか?」「あら、お決まりになったんですね。ちなみにどこの物件ですか」「その物件は当社が専任で担当している物件です。今すぐ契約した不動産会社に連絡して契約を解除してください。じゃないと大家さんに多大な迷惑がかかります」と嘘をつかれたことだった。

大阪に引っ越す機会があったら、お金の問題にはシビアになってほしい。

⑤ 物価が死ぬほど安い
大阪は色んなモノが安いが、私が最初に驚いたのは自動販売機の値段である。私の自宅の前の自販機は、たったの50円で缶コーヒーが売っている。たまにペットボトル160円という一般的な自販機を見かけるが、大阪人でその値段で買う人はいないだろう。ちなみに、治安の悪さで有名な西成のあいりん地区では、ペットボトルの午後ティーは50円で販売されているので、時間のある人は探してみてほしい。
もう一つ有名なのは、スーパー玉出。

まるでパチンコ店のような風貌だが、れっきとしたスーパーだ。このスーパーはあらゆるモノが激安で、とくに焼きそば一人前が100円だったときは、おひるごはんによく買って食べていた。ちなみにこの玉出、「賞味期限切れでも売れるまで置いておく」「ふぐの毒を抜かない」といった都市伝説がある。大阪府民の中でも好き嫌いがはっきり分かれるスーパーなので、品質にこだわる方にはおすすめしない。

大阪ならではな点を5つ取り上げさせていただいた。私はまだ大阪に来て4カ月しかたっていないが、今はその魅力にとりつかれている。もし大阪に転勤、となってもあまり悲観して欲しくない。ボケとツッコミ文化など、癖の強い大阪人だが、楽しもうという心意気があればすぐに馴染むことができるはずだ。

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