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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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#菜根譚

一日一句【菜根譚】#91『奉我衣冠、我胡喜怒』その人の外見や地位だけで判断せず、そ…

「奉我衣冠、我胡喜怒」についての考察 「奉我衣冠、我胡喜怒」という言葉は、中国の古典『…

一日一句【菜根譚】#90 『急流勇退, 独善其身』成功の頂点に達したら、潔く身を引こう

**「急流勇退、独善其身」**という言葉 は、中国の古典書に由来する有名な言葉です。現代社…

一日一句【菜根譚】#89『順其自然、水落石出』物事を焦らずに自然の流れに任せる

「順其自然、水落石出」は中国の古い格言で、以下のような意味を持ちます。 順其自然 「順…

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一日一句【菜根譚】#88『真誠作人,圓融涉世』真心と柔軟性:成功する人間関係と仕事…

『真誠作人,圓融涉世』 意味 として、真心を持たないと全てが虚偽になり、狡猾な人間にな…

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一日一句【菜根譚】#87 『困窮しても人助けはできる』:『醒人痴迷、救人急難』解説

はじめに この文章は、困窮していても人助けは可能であることを説いています。士君子たるも…

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一日一句【菜根譚】#86『韜光養晦 功成身退』才能はひけらかさず、栄光とともに勇退す…

はじめに 「韜光養晦」という言葉 は、中国の故事から生まれた言葉で、「自分の才能や力を…

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一日一句【菜根譚】#85『功過不容混,恩仇勿太明』功過と恩怨のバランス:リーダーの心得

「功過不容混,恩仇勿太明」 日本語訳: 功績と過失は混同してはならず、恩義と恨みはあまりに明らかにしてはならない 解説 功過 (gōngguò): 功績と過失 不容混 (bùróng hùn): 混同してはならない 恩仇 (ēncháu): 恩義と恨み 勿太明 (wù tài míng): あまりに明らかにしてはならない この言葉は、リーダーが部下と接する上で、功績と過失、恩義と恨みについて適切なバランスを保つことの重要性を説いています。 功過を明確にする

一日一句【菜根譚】#84 高潔な志と庶民への思いやり:格言「居高懷山林,處遠思廊廟」…

はじめに 「居高懷山林,處遠思廊廟」 は、現代社会においても多くの示唆を与えてくれる奥…

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一日一句【菜根譚】#83 『事無圓滿,處處留余』物事には常に余地を残しておくことも大…

事無圓滿,處處留余(じむまんえん、しょしょりゅうよ)は、中国の古典「菜根譚」にある言葉で…

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一日一句【菜根譚】#82 『一時の孤独と永遠の孤独』:観物外之物、思身后之身

意味 **「観物外之物、思身后之身」**とは、中国の古典『菜根譚』にある言葉です。現代語訳…

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一日一句【菜根譚】#81 『家族の絆が社会の基盤となる』: 「眷眷親情,天性倫常」の…

「眷眷親情,天性倫常」 という言葉は、簡潔ながら深い意味を持つ中国の言葉です。日本語に…

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一日一句【菜根譚】#80『家族と友人への接し方:冷静な判断と真摯な思いやり』

「從容處父母,勿以優游待朋友」 明代思想家、洪自誠の著書『菜根譚』に記された「從容處父…

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一日一句【菜根譚】#79『樹人終生計,交友要謹慎』人生100年時代、より重要になる「樹…

現代社会は、情報化社会、グローバル化、AI革命など、目まぐるしい変化が続いています。そんな…

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一日一句【菜根譚】#78『責人宜寬, 猶如春風解凍』春風に氷解く

「責人宜寬, 猶如春風解凍」 このことわざは、リーダーシップや教育の分野で特に重要視される、人々がお互いに対する理解と忍耐を育むための指針となる深い意味を持っています。 直訳すると「人を責めるときは寛大であるべき、まるで春風が氷を解かすように」となるこの言葉は、他人の過ちを指摘する際には、厳しい言葉よりも優しさを持って接するべきだという考えを示しています。 厳しい言葉は逆効果? 確かに、過ちを犯した相手に対して、厳しく叱責することで、その行為を正すことができるかもしれ