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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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一日一句【菜根譚】#93『高絕褊急,君子謹戒』バランスを保つことの重要性

高絕褊急,君子謹戒 訳文: 高山の処には往往にして草も生えず、溪谷が巡る処には草木が繁茂…

一日一句【菜根譚】#82 『一時の孤独と永遠の孤独』:観物外之物、思身后之身

意味 **「観物外之物、思身后之身」**とは、中国の古典『菜根譚』にある言葉です。現代語訳…

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一日一句【菜根譚】#73『心体瑩然、不失本真』:誇張と本質の狭間で

『心体瑩然、不失本真』の意味 心体瑩然は、「心身が清らかで澄んでいる様子」を表す四字熟…

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一日一句【菜根譚】#66 『勿妄自菲薄,毋夸所有』新しい生活に向けてのアドバイス

勿妄自菲薄 勿 (wù) - 否定を表す副詞。 妄 (wàng) - むやみに、軽々しく。 自 (zì) - …

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一日一句【菜根譚】#64 『体味真意、不誤正道』人生の羅針盤となることわざ

現代社会を生き抜くための指針 変化の激しい現代社会において、私たちは日々様々な情報に翻…

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一日一句【菜根譚】#63『勿讓外物錮,需覓本來心外的』真の幸福を見つけるためのヒン…

勿讓外物錮,需覓本來心日本語訳: 外物に心を縛られず、本来の心を求める 解説 勿讓外物錮…

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一日一句【菜根譚】#51『纏脫只在自心、心了即是淨土』「心の純粋さと幸福の発見:日常の奥深い探究」

「纏脫只在自心、心了即是淨土」は、中国明時代の洪自誠の著書『菜根譚』の一節です。 この言葉は、以下のように解釈できます。 煩悩と解脱は、自分の心の状態によって決まる。 心が清らかになれば、どんな場所でも極楽浄土となる。 「心の清浄と世界の映し鏡:真の幸福を求めて」 私たちの周りの世界は、私たちの心の投影なのです。心が清らかであれば、世界も清らか に見えてきます。逆に、心が濁っていれば、世界も濁って見えてきます。 ですから、真の幸福を実現するためには、外の世界を変える

一日一句【菜根譚】#48『以我轉物,逍遙之境』心を物に動かされず、自由に生きる

以我轉物,逍遙之境 意味は、「自分の心を物に動かされず、自由に生きる」ことです。 「逍…

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一日一句【菜根譚】#38『毋形人之短 毋忌人之能』自分を他人と比較しない

毋形人之短 毋忌人之能 日本語訳 毋形人之短:人の短所を指摘しない 毋忌人之能:人の能力を…

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一日一句【菜根譚】#34『事随心開而開、事随心翳而翳』心の持ち方が、大きな影響を与…

事随心開而開、事随心翳而翳 この言葉は、心の持ち方によって物事は変わるという、とても哲学…

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一日一句【菜根譚】#33『陰謀怪習 優乱世態』平凡な品格と簡素な言行を保つ

「陰謀怪習 優乱世態」 この言葉は、世俗社会における禍害の根源を、陰謀や奇怪な習慣、奇言…

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一日一句【菜根譚】#32『恬淡適中 剛柔有度』理想の人格を追求

「恬淡適中」とは、心が平静で、偏りがないという意味です。物事に執着せず、常に穏やかな心を…

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一日一句【菜根譚】#28『良薬苦口、忠言逆耳』天敵がいないと、強くならない。つらい…

「良薬苦口、忠言逆耳」は、中国の古典に由来する四字熟語です。その意味は、良い薬は苦くて口…

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一日一句【菜根譚】#27 『貪念一絲・万劫不復』貪欲のコントロールは永遠のテーマ

貪念一絲(たんねんいっし) 「貪念」とは、私欲や欲望のことであり、「一絲」とは「一本の糸」という意味です。つまり、「貪念一絲」とは、「わずかな貪欲でも、大きな禍をもたらす」という意味です。 万劫不復(ばんごうふふく) 「万劫」は、仏教用語で「極めて長い時間」という意味です。一劫(いちごう)とは、世界が生まれてから滅びるまでの時間を意味します。したがって、「万劫不復」は「未来永劫、元どおりにはならない」という意味になります。 貪念は、人を理性から逸脱させ、道徳や法律に反する