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なのに、歩いてる。

歩いてるのを車から眺めた。

あなたに知るよしは無いけど。

小さい街だからよくある事だし男友達と歩いてただけだし全然なんとも思わないよ、思わないけど、私のつまんない土曜にもあなたがどこかで生活してること辛かった。なんて、ひとりぼっちにも程があるよ(笑)

「私の愛は、メガ級だから」
重たいのよ。

めがはーと    横槍メンゴ

わざと不穏な雰囲気で約束を取り付けてわざと心配させる私のこと知ったら、あなたは怒るかな、怒ってくれるかな。多分、笑われそうな気がする。いつもそう、いつも少し高いところから私を眺めて、傷つけられてもはは、と笑っている。仕方ないなあ、君はそういう人だからね、と本当に愛しそうなマナコを向ける度に不安になるよ、あなたはどれだけ傷ついたら私と本気で殴り合ってくれるんだろう?

ふざけるな、逃げるな、もっとちゃんと考えろって剥き出しの我儘を叫びながら掴みかかってくれないか、それまで私はあなたの中核に住み着くことは出来ないのだから。私がこんなにさらけ出して汚い部分精一杯繕って(その行為自体が汚いことに気づいているがやめられない)から見せているのに自分だけ綺麗なままなんて、そんなの!惨めだ、蔑まれて疎まれて、取り付く島もないくらいずたずたに踏みつけられてもいいのに、私はそれを許すことができるのにそんなのって!!!忘れちゃったよ、もう、あなたを思わない今日を、あなたに思われる今日を。

今日あなたの横顔を通り過ぎて鼓動が早まるのを覚えるまで、私は今日までの生活を綴じる準備をよろよろと続けていたのに、あなたのせいでまだ続くよ、あんなにかわいい顔で線路沿いの道を歩いていたのだから、呪えなくなっちゃったよ。

瞬きするみたいに消えていけばよかったのに。

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