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藤井風「Grace」を聴いて感じたこと。なんて精神性の高い曲なの・・・

こんな精神性の高い曲が世に出てくるのはもう少し未来な気がしていた。
音楽でこれを表現できてしまうなんて!
今の時代に聴けてしまうだなんて・・・
おーい!君は一体何者なんだ!藤井!

聴いているだけで浄化される。
聴いているだけでステージが上がってしまう。

でもさ、押し付けじゃないんだよね。
さらりと。そこにいて。
同じ体験をした人として寄り添っているかのように。
呼び覚まされる。

美しいメロディは穏やかで温かくどこか切ない。
空を飛んでいるかのような心地よさと地に足のついたリズム。
バスドラムが心臓の音に聴こえてくるようだ。

「あなたのGrace」
いたみだと思っていたものをそっと横において、
そうだ、私も恩寵じゃん、愛されているじゃんって。
ありがとう。そうだよね。外の何かで確かめなくてもいいのだよね。

しかし・・・おいおい、この精神性の高さを音楽で表現できてしまうのか?
連れてってくれるのか?
これだけのメッセージがすんなり入ってくる曲って何なんw
今の時代に、このタイミングで君が出てきた意味は何なのだ。つい考えてしまう。

映画の表現はどうしても長くなってしまう。その前に観る観ないのハードルがある。
音楽だからこその広がっていく可能性。繰り返し聴けるという強み。

音楽は世界の体感を変えるのに即効性がある。
音楽がある空間は、それだけで世界の見え方を・・・その音楽の色に変える。例えば公園で誰かがかけている音楽、カフェで流れている音楽のような。

「そろそろ君たちの番だよ~!いい加減、目を覚ませ~!」
そんな言葉がどこかから聴こえてくるようだ。

英語で使命とか天職はcallというらしい。英語はあまり詳しくないけどw
そのコールは鳴っている。日常の様々な場面で。ピンチに陥っているときほど。そんな話を前に映画で聞いた。そんな感じ。

MVも心地よさそうで、くつろいでいて、女性のように美しい表情だった。ゆるしのなかにいる柔らかさ。女性性や母性を感じた。
TV等でお見かけした藤井さんはとてもユニークな方だと感じていた。
予想外な言動。独特の動き。
その姿を見ていたから、この曲と合わせて、もっとわたしのままでいいじゃない、とも思えたんだ。
彼の存在に奇跡を見てしまう。彼の姿、仕草、才能、素直さ、願い・・・そう言ったものを持ち合わせて生まれたことに。
だからきっとわたしたちも本来はそういう存在なんだろう、とも・・・。

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