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毎週火曜日更新 AI Samurai あんちょこ Vol.23

類似文献評価システムーAI Samuraiー を使いこなすためのTIPS

株式会社AI Samuraiカスタマーサポート担当の北村智美と申します。弊社のプロダクトである、「類似文献評価システム―AI Samurai―」をより深く、より効率的に利用していただけるように、システムのサポート機能を中心に操作のコツ(TIPS)をご紹介させていただくための記事を配信しています。(毎週火曜日)

スケジュール管理

10月も半ばに差し掛かりました。ずいぶん前よりスマートフォンやPCにはカレンダー機能がデフォルトで搭載されていますが、筆者は家族間のスケジュール共有は未だに冷蔵庫に紙のカレンダーを掛けて運用しています。子ども3人分の保育園・学校・それぞれの習い事・家族の行事がすぐに書き込めるので、アナログですがこの原始的なスタイルが10年続いています。また自宅ではキッチンにいる時間が長いため、常にカレンダーが確認ができ、スケジュールの漏れが防げています。今年も10/11/12月と残すところカレンダーも3枚になりました。本当に月日が過ぎるのはアッという間です。

期間を指定して調査する

さて、前々回より「クリアランス調査」の機能にスポットライトを当てて、紹介していますが、先週と今週でスクリーニングの工数を削減するために文献の調査範囲を絞り込む機能(先行技術調査には搭載していないもの)をご紹介しています。先週は、「公報種別」を選択して調査範囲をある程度限定する機能についてご説明しましたが、今週は、「公開日指定」をご紹介します。この「公開日指定」を利用すると、調査対象とする期間をあらかじめ指定してから調査をすることが可能になります。調査対象期間の起点または終点のいずれかの指定または、起点終点ともに指定することも可能です。日常の生活では1か月、1週間、1日単位でスケジュール予定の管理をすることが多いですが、特許調査に置いては数年のスパンで調査の期間を設定することが多いようです。

「公開日指定」

特にこのクリアランス調査においては、調査実行時において生存している特許を調査対象とするので、最大で調査期間は権利存続期間である20年間となるようです。このように案件によっては長い期間を調査範囲として隅々まで確認する必要があるので、更に期間を絞りこんで重点的に調査するなど、「公開日指定」機能は二重、三重に功を奏すのではないでしょうか。1日1週間と条件指定の下でスケジューリングを確認するように、クリアランス調査も期間を指定した条件のもとで効率よく行う事も重要なテクニックの一つです。では、改めて「公開日指定」についてご説明します。

クリアランス調査と無効資料調査は、調査対象とする期間の起点終点をあらかじめ指定をしてから調査をすることが可能です(調査対象期間の起点または終点のいずれかの指定も可能)。
例)1983/03/08~2018/03/08

【操作方法】
①調査対象のデータベースを選択し、「発明の内容」に発明の内容を文章で入力(30文字以上5000文字以内)
②「公開日指定」へ調査対象とする期間の起点終点を入力(起点または終点のいずれかの指定も可能)
③「調査」ボタンをクリックすると調査開始

公開日指定

来週からは「無効資料調査」です

クリアランス調査の補助機能はいかがだったでしょうか。「公報種別」「公開日指定」を利用するだけでもかなり条件が絞られるのではないかと思います。クリアランス調査はとにかく見落としや、取りこぼしが許されず、非常に気が抜けない調査のため、補助機能を利用し条件設定や絞り込みを行い、少しでも業務工数の軽減に繋がれば……。と試行錯誤を繰り返しながら、我々も日々開発しています。是非皆様のアイデアや閃きをお聞かせいただき、製品開発に活かしていきたいと思います。では、来週は3つのメイン機能の最後である「無効資料調査」に移ります。

執筆者プロフィール

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北村智美
神奈川県出身。立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業。
航空会社の地上職、大学病院の教授兼医局秘書を経て、2018年に(株)AI Samuraiへ入社。2019年9月よりカスタマーサポートを立ち上げ目下奮闘中。

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