反医療なのは確かなのだが・・・医者の説明不足感があるんだよな。アイツの場合。

これは私の知人の話けど、ガチの反医療だろ・・・といいたくなる奴がいる。

ソイツは、小学時代に、医者を罵倒したらしい。

そんなに、医療を嫌悪していたかというと、要は高慢な「パターナリズム」というか、単なる医者の説明不足が怒りの根源になったらしい。

どういうことかというと、眼科に言って、眼医者から「そろそろ、眼鏡を作るか」ということを言われたらしい。

普通なら、そこで、「YES」というところなんだが。

ソイツは「えっ?なんで?」と聞き返したらしい。

というのも、ソイツの視界には。眼鏡をかけなければ、ならないほど、ぼやけたものは映らなかったらしく、つまり自覚症状がなかったというわけ。また、視力検査のやり方には疑問があったらしく、大体、ランドルト環のような異様な物体など、日常生活で見ることは、ほぼないので、なんで、黒板の字は見えるのに、そういった異様な物体が見えないだけで、視力が測れるのか?という疑問が湧いたらしい。

なお、ランドルト環というのは、以下のリンク先にあるようなもので、よく資料検査で使う、穴開きの円のこと。

要は、自分の日常の観察結果と、ランドルト環を用いた視力測定結果と合わせて、なぜ、眼鏡が必要だという結論になったのか、納得できなかったというわけね。

ある意味、科学屋らしいが、そこは大学の研究室ではなく、しがない歯科医院、有益なdiscussionなどできるはずもなく、一言・・・

「勉強に差し障るから眼鏡をつけろ」

だったそうだ。

さらに、まずいのは、ソイツのBBAが医学狂信者で、家庭の医学を読むのはいいとしても、医者のいうことは一切正しいというような考えだったらしく、ソイツの言った観察結果に関して「それは嘘」だと言ったらしい。

そもそも、ソイツの視界を分かってるのはソイツだけなんだから、それ自体もおかしいのだが、これを期に、医者なんていうのは、信じられない詐欺師だろうと思ったらしい。

もっとも、経験的に効果があると納得している薬や治療法には従ってはいるので、完全な反医療ではないのだが、経験的に効果があるものがあるにしても、それ以外のものまでは信頼ができないという考えのようだ。

大体、私の知人によれば、「医療は単なるカルトで科学ではない」とかなり強く罵倒していた。

そして、医療に加担している科学者は似非科学者ではないかと疑ってもいた。

だが、最近のものを見ると、そう考えざるを得ないことは、この数年、確かにあったけどね。

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