ファクトチェックへの懸念とそれだけで本当に大丈夫なのか?

最近、ファクトチェックが盛んに騒がれるようになった。

実際、ファクトチェックは大事だ。

例えば、フェイクを面白がって流しているようなゴロツキもいる。例えば、地震が起きた後に・・・

○○人が井戸に毒を入れた

とか、大正にあった関東大震災の件で、確かに暴動が起きたのは知っているが、今の時代、井戸というもの自体が無くなりつつあるので、どう考えても、本気にしなそうなものに対して、リベラルやサヨクへの当てつけとしか思えない理由からやっているのをしばしば見かける。

なお、こういう連中には、リベラルやサヨクは無力。

なぜなら、こういう連中は、騒げば騒ぐほど、図に乗る。banされようが、それは変わりはない。

そのため、「つまらん」とか「どこのバ〇が、そんな嘘、言ってんだwww」といった罵倒の方がよっぽど効くらしい。

今回の事例は、あまりにも、ばかばかしいので、見抜くのは難しくないが、メキシコで、実際にフェイクニュースが広まったことによって、殺人が行なわれている。

という事件が世界各地で起きているという始末。

ただ、このケースについて、気になるのだけど、誰も疑問に思わなかったのだろうか?だとすれば、これ、本質的には、何が問題だったのだろうか?

そもそも、このエリアの治安などを考慮する必要があると思う。

集団ヒステリーが元々から起きやすく、ネットでなくても、似たようなことが果たして起きたのか?とか、人々の疑心暗鬼に陥りやすい土壌だったのか?を考えたりする必要があると思われる。

例えば、犯罪が起きやすいところであれば、犯罪に関するデマも信じやすくなる。

という感じで、ファクトチェックも必要なのだが、落とし穴もある。

ファクトチェックは、「ファクト」の可能性があるかどうか、「フェイク」の可能性があるかどうかの結果しか残さない。そこに、問題があるような気がする。

ファクトチェックをするには、本来は、どういう経緯で、その物事があるのかを調べなければならない。

ところが、個人で、それをやると、膨大な量の調査をしなければならないし、そもそも、自分の専門分野以外のことに関しては、調査が難しいかもしれない。一から、確認しなければならないことが多すぎて・・・。

そういう意味で、ファクトチェックを代行するというサービスは重要だと普通なら考える。

ただ、ファクトチェックの代行ははっきり言って、意味がないという見解を考えている。

そのファクトかフェイクかを判断した根拠があるのだが、それが本当に妥当か否か、結局、判断するのは、その情報に触れた人間だけ。

そのため、ファクトチェックの内容を理解できるくらいの基本情報を頭の中に入れておく必要がある。

もし、基本情報がなければ、それは、どんなにチェックしようが、嘘か本当か見分けることができない。

そのため、まずは、中学までの国社数理英と技術系教科はきちんと押さえておく必要があるかなと思う。特に、技術系については保健の科目。

ただ、それでも、専門的すぎることに関しては、発言者の真偽もそうだけど、ファクトチェックの真偽も難しいと思う。

そのため、ネットを使う際には、調べられることは調べよう。そのために、高校までの基礎学力は全て、満遍なく身につけよう。そして、専門の基礎の部分を調べよう、それで、高度すぎるところは、基本的に「騙されること」を前提に動こう。

特に、政治系は騙し合いの世界。

うかうかしていたら、嘘に騙されて、洗脳されるだけ。

ただ、これはまだ、あまり言われていないことだけど、考えなければいけないのは、社会的に、その嘘を信じることが馬鹿らしくなるような風潮を作る必要があると思う。

例えば、先ほどのフェイクニュースで殺人まで発展した地域については、そもそも、犯罪が少なくならないと、第二のそういう事件がおきるのではないだろうか?

常に疑心暗鬼にかられるだろうし。そういう疑心暗鬼があの手の凶悪事件に繋がったのではないだろうか?

フェイクニュース以前に、疑心暗鬼を軽減させなければ、事件は、また、起きる。そして、今は平和ボケしているところでも、似たような状況になれば、なにかしらの集団の重大犯罪に繋がるかもしれない。そのため、結果的にいろいろと考える必要があるだろう。

まあ、そういう社会を作ったとしても、恐らく少数の陰謀論者のような連中が騒ぐかもしれないが。そして、そういった連中のクラブのようなものがネット上でできるだろう。ただ、そういったのは、最終的に過激化してカルト化して、警察当局のお世話になるだけで、すぐに潰れる。

そのため、ファクトチェックもいいが、その内容が理解できるように個々人が努力することが重要なのと、同時に疑心暗鬼にかられないような社会を作ることが重要だと考える。

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