「フィリップ・パレーノ展 オブジェが語りはじめると」感想
Twitterに書いたものをまとめました。
ネタバレになるというか、その時、その場に、その人が存在することで、新たに生まれる現象や感じることのできることを楽しむ展示だと思うので、全てを書くことはしません。できないし。
いろんな人が行って楽しめるといいな〜という趣旨です。
先日、ワタリウム美術館で開催中の「フィリップ・パレーノ展 オブジェが語りはじめると」(〜3/22)に行ってきました。
— ☁️☁️☁️ (@airsommeil) March 3, 2020
めちゃいい展示だったので感想書いてくね。
ただ専門的な教育受けてるタイプの人間じゃないので、そこらへんはご容赦〜 pic.twitter.com/LPmU9BsRtH
私はこの対談が好きだったので共有しときます。
— ☁️☁️☁️ (@airsommeil) March 3, 2020
前でも後でもいいんだけど、読めばより理解が深まると思うので。https://t.co/4DyLr19A7z
「しゃべる石」(2018)
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1994年のものの変化系。石が日本語でオートマトンについてのテキストを語ります。
奥のランプは「ハッピー・エンディング」(2014-15)。
少しだけ動画。 pic.twitter.com/qeDBARkWBZ
「リアリティー・パークの雪だるま」
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(1995-2019)
私が訪れた2,3日前に設置された、氷の雪だるま。既に顔などは溶けて石が転がり落ち、氷の断面図、水滴が落ちていく音が空間に響く様子が綺麗。その様子をじっくり観察する経験が良い。
1時間ほど後には、2枚目のように尖端部分も落ちて転がってた。 pic.twitter.com/9x77pi6QHm
完全に溶けると新しい雪だるまが入荷される。エントランス付近に、雪だるまの溶け具合を絵で記録したカレンダーがあって、それもかわいかった。
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「マーキー」(2016)
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これが、時間や状況によって、 pic.twitter.com/70lkwQjkbX
こうなったり、ならなかったり。
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作品を眺めるのも、変化を待ち続けるのも自由。変化がないことだってあり得る。それが良いとか悪いとかではない。 pic.twitter.com/RxAvfxAtE7
吹き出し(白),(1997)
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壁紙 マリリン (2018)
これが pic.twitter.com/6pRPdr3lBf
こうなったり、ならなかったり。 pic.twitter.com/g8nqecN0QP
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オブジェたちは、外気や気圧、風向きなど、空気の変化に反応し、まるで生きてるかのように動作する。
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美術館の構成も加わり、それらはお互いに呼応することもある。
「何か」が起きると想定して訪れた人達は、その「何か」を待ちながら、オブジェを細かく見たり、外の様子を眺めたりして過ごす。
「オブジェが語りはじめると」、人々はオブジェに集まり、その様子を眺めたり、写真や動画に収めたり、呼応する他のオブジェに目を移したり、こちらも様々な動きをする。
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時間帯や天気によっても目の前に現れる「オブジェ」の様子は異なり、二度と同じ瞬間は訪れない。
ワタリウム美術館と周りの環境、そしてオブジェたちは、一緒になって、唯一無二の状況を作り出す。
— ☁️☁️☁️ (@airsommeil) March 3, 2020
同じ日でも、時間帯や状況によってオブジェたちの「語り」や静けさは異なる。わたしたち人間のように。
まさに、一日中いても、期間中何度も訪れても楽しめる展示だと思います。
なお、ペア割やpassもあって、美術館内のショップやカフェも充実しているので、まさに1日過ごすのにうってつけ。
— ☁️☁️☁️ (@airsommeil) March 3, 2020
人の少ないこの期間にぜひ。
書いていないことや載せていないものもあるので、自身で体感してみてください。
カフェのチーズリゾット、美味しかったです。
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