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カス映画レビュー① セミマゲドン

今日はセミマゲドンを取り上げる。
非常に退屈な映画で、途中寝てしまった。
このレビューが見ていたときの辛さと、時間を無駄にしてしまった感を消化してくれることを祈る。

あらすじ

元メジャーリーガーだが今や落ちぶれる一方のジョニーは鬱屈した日々を過ごしていた。
そんなある日、突然変異によって巨大化した殺人ゼミの大群がロサンゼルスを襲撃、平和な街は大パニックに陥ってしまう。
生まれ故郷を守る為、ジョニーとその仲間たちは米軍ですら歯が立たない最強セミ軍団の退治に乗り出す事に。
人類とセミの最終戦争《セミマゲドン》が今始まる!
(以上、引用)

カスポイント

①起伏の無いストーリー

あらすじやメインビジュアルにはバットを構えた元メジャーリーガーの主人公が登場するが、最初のオープニングロールまでで主人公が大物メジャーリーガーになって不祥事を起こして引退するまでを描ききってしまった。驚いた。以降、彼がメジャーリーガーだったと言う事はそこまで話に関わって来る事も無い。幼少期に野球を教えてくれたコーチが急に殺人セミに噛まれて死んでしまった(首を噛まれると何故か頭が吹き飛ぶ)というのもそのオープニングの間に描かれ、終盤までに特に触れられる事もなく…。
挙げるとキリが無いが、頼れる人物が死ぬシーンは唐突に死ぬので心を揺さぶられないし、セミが巨大化して人を襲う理由はセミに詳しい博士が死んでしまって分からないし、最後は主人公が元メジャーリーガーのバット裁きでセミを打ち返しまくって他のセミに当てて爆発させて全部退治してしまうしでもうめちゃくちゃだ。テンポも非常に悪かった。

追記 セミが巨大化して大量発生する仕組みは一応描かれていたが冒頭でほんの少ししか触れられていなくて人のレビューを見るまでイマイチパッとしなかった。


②めちゃくちゃ下品

とてつもなく下品であった。主人公ジョニーと、最初に訳あって破局仕掛ける主人公の恋人のシンディと、主人公のバーテンダーのランディがメインキャラなのだが、シンディが序盤でバッシュと仲が悪くなってしまって落ち込んでいるところにランディは下心丸出しでアタックを掛け、それに乗っかってしまうシンディ。以降2人はセミが襲われそうになっているシーンなのになぜかベタベタスキンシップを取っていたり、途中人の家に泊めて貰うシーンで2人でくっついて寝たり、「セミの交尾止めなければいけない!!」と、主人公のジョニーが燃えている最中、セミから逃げて来た経験を共にした2人はバッシュが元メジャーリーガーのバット裁きでセミを打ち返して次々と倒していくラストシーンと平行して皮肉にも交尾をおっ始めてしまう。なにをやっているんだ。他にも、倒したセミを調べてるときに吸い口みたいな太い管のような器官を見た時に「Dick」と確かに聞こえたり、F○ckって何回も言い過ぎていたり、登場人物が乗っている車が韓国製で壊れたりすると「クソ韓国車が!」とめちゃくちゃ差別的な発言を言ったりととにかく品がなかった。正直あらすじを読んで想像できないところであろう。

追記 メインビジュアルに「最終戦争、勃発」とあるがこれがもしかしたら下品要素があると言うのを少しだけ滲ませてる所なのかもしれない。

良かったところ

①ツッコミ所が多く、ごちゃごちゃ言いながら人と見るには楽しそうな所

これはなんのB級映画に言えてしまうのだが、これにつきると思う。物凄く頼りになりそうなキャラが急に死ぬ、メジャーリーガー要素が薄する、謎に男女が親密になって行く展開、セミのCGがちゃっちすぎる、ほとんどが合成背景メインで描かれる戦闘シーン、セミに襲われると首がぶっ飛ぶのがグロい、アルミホイルを被っていれば多少無茶しても許されるんだと語る老人、そもそも全然アルマゲドン関係ないなどと本当にツッコミ所は多い。
それを1人で見てしまったのでだいぶ絞り出して褒めている。辛い。

おわりに

マジでこの映画は見なくてもいいですし、本当に暇なときに暇な数人を誘ってみんなでやいのやいの、ごちゃごちゃごちゃごちゃと見ればいいと思います。1人で見た自分は途中で寝てしまい、巻き戻しをして、なんとなく話を確認して、全部見たことにしました。1人で見る人は夜とかには見ないほうが良いのですが睡眠導入には良いのかもしれません。

以上。今度は面白い映画のレビューを書いてみたいです。




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