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『チーズはどこへ消えた』はアラフォーが読むと本当のこの本の価値を知れる

好きな本のタイトルで、『チーズはどこに消えた』と言うスペンサージョンソンの名著がある。
この本を読むメリットは、行動をする人としない人の違いを短時間で把握できること。
そこから自分の行動に落とし込めればめちゃくちゃいい。
でも、本にそこまでは期待してはいけないと思っている。
『嫌われる勇気』岸見一郎著でもある
”馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない”
この言葉が本の役割(名著に限るが)の限界だと思う。
それでも十分すぎる価値がある。
いい本を読んで変われそうな気がする。
それは具体的にどう考え、どう行動すればいいのか?がわかるから。
what to do、how to doを教えてくれる。
もしくはそのヒントをくれる。
僕らという迷える馬を水辺に連れて行ってくれる。
水という欲しいものは自らの意思で内的な動機で勇気を発して飲みにいく必要がある。
まあ、簡単にいうと本読んで行動すればいいってこと笑
難しくないんだけど、行動をしないを選択すると(すぐやらない時点で自動的にその選択となる)
行動する勇気をその行動をする意味とか理屈に労力を割いて先延ばしにしようとする。
だからこそ、ピッパの法則(ピッと閃いたらパッとやる)
さっさとやってみろよって話。

本題

ここからやっとチーズはどこへ消えたについての話。
この本は何回か読んだ。
簡単な概要。
ネズミの二人組と人間の二人組のチーズ探しの旅の話。
ネズミの二人組はずっと行動し続ける。
チーズを見つけても、新しいチーズを探しにまた行動する。
人間はチーズを見つけるまでは同じく行動する。
大きなチーズを見つけ、そこにあぐらをかく。
日に日に小さくなっていくチーズを薄々感じながら、
そんなはずはないと言い聞かせて行動を拒否し続ける。
そしてある日、、
みたいな感じ。

この本の読み方として、一回目は僕はストーリーとして読んだ。20代。
そこからの教訓は

”そうだよな、行動しないとな!”
”これだけでも価値はあった。”

日を置いて、また読んだ。
そこからの教訓は

”以前読んだ時にやる気が出て、やろうとしたけど何もしてないな”
”今度こそ何かやろう”

そしてまた日を置いて読んでみた。

”人間ってなかなか変われないんだなー、この物語の人間が全然行動しなくてイライラしてたけどもしかすると、これ、俺のことか?”
”いや、そんなことはないちゃんと手帳書いてるしやることやってる”

それから10年以上経ち、アラフォーになって再度読んでみて。

”この人間、完全に俺だ”

”当時、自分はネズミのように行動人間だと思っていた。でも、このストーリーって最初はチーズを見つけるまではネズミも人間も行動してるやん”

”一旦の自分なりのチーズを見つけてから、そこから離れられるかのお話だとしたら、、今、これからが本当にこの本の真価を感じるやん”

と。
人生では、それまで関わった人と属していた組織の文化で自分の考え方とか勝ちパターンとか生き方が形成される。
そして、時代は変わる。

それに対応しないと取り残される。
頭ではわかっているし、時代は変わる、対応しないと取り残されると言われて反対する人はいない。
抽象的な概念は間違いがない。
で、具体的なものに落とし込むとどうだろうか。
今までのやり方、勝ち方のテンプレートがある。
それで思考すると動けなくなることがある。
バカになれと言われる。
これまでは賢くなろうと努力して、し尽くしたと思ったら一転、バカになれだ。
今まで積み上げたものから離れて、もう一度素人の道をいく。

素人でしかなかった時は、ある意味シンプルだ。
徒手空拳、何も持ってないから何かを掴みに行けばいい。

転じて40歳くらいまで生きてくると、それまでの生き方、得たものがかけがえのないものに思えてくる。(実際にかけがえのないものではあるが)

でも、その積み上げた考え方が時代の変化の足枷になっている部分も少なからずある。

だからこそ、チーズはどこへ消えたを読む価値がある。
変われない人の象徴が出てくる。その世間一般の変わろうとする人に対するネガティブな思いである。

だが、そのネガティブな思いに屈してはいけない。
なぜなら、ネガティブな思いは所詮大きな力にはなり得ないからだ。
その思いは人の行動を制限したりストップする足枷としての価値しか持ち合わせず、ネガティブとは勇気を発揮できない人間が勇気を発揮しようとする人間に対しての嫉妬でしかない。

ゆったりとしたカフェで、今やっていることが、誰のために、なんのために、なぜやっているのか明確にしていく作業をすることをおすすめする。

人生は楽しい。

怖さを感じる人生こそ本質である。

新たなチーズを見つけるためにもう一度バカになってみようかなと思う今日この頃でした。
以上です。

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