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六兵衛狐


六兵衛狐

【六兵衛狐】知多郡美浜町古布
古布村には「六兵衛狐」と呼ばれる狐が棲んでおり、巣穴から出て日向ぼっこしている姿が度々見られた。
ある秋、村のあちこちの鶏が襲われた。村人は六兵衛狐の仕業と考え、懲らしめようと巣穴の前で青松葉をいぶした。翌日になって、いぶしをかけた村人の子どもが行方不明になった。村中総出で一晩中捜したが見付からなかった。子どもは次の日の昼に出てきた。両手いっぱいに彼岸花を抱えてぼんやり歩いていたと言う。
それから、古布村では、彼岸花のことを「きつね花」と呼ぶようになったと言われている。
『美浜町誌 資料編二』
(「愛知妖怪事典」より)

愛知妖怪事典

愛知妖怪事典より伝承妖怪絵を描きました。
六兵衛狐です。


六兵衛狐

日向ぼっこして眠そうにしている狐のイメージがあったのでトップの絵を採用しましたがキャラクター的に目力バージョンも用意いたしました。

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