今がトレンドの画像生成AI。
皆さんも実際に使用してみたり、試してみたい!と考えたことがあるのではないかと思います。
そんな中、こんな不安が頭に浮かんできた人も多く存在しているのではないでしょうか?
(画像生成AIって著作権的に安全なのかな…?会社内のプレゼンテーションで使用したいけど、これは商用利用にあたるのかな?)
そこで今回はこの不安を解決するために、無料で使用できる画像生成AIサービス5つを比較し、商用利用の可否を調査しました!
画像生成AIとは
画像生成AIとはユーザがテキストに記載した内容や、学習させた内容に基づいて、AIが条件に沿った画像を自動的に生成してくれる技術のことです。
画像生成AIをローカル環境で使用するには、一定以上のスペックが必要です。Stable Diffusion という画像生成AIを例に出すと、以下のスペックが必要とされています。
一般的な業務用として、グラフィックボードを搭載したPCを用意することは難しく、現実的ではありません。したがって、サービスとして利用可能な物を選択してみました。
調査したサービス
制限がついているものもありますが、無料で実施できるサービスを調査したので、お急ぎの方は、こちらの早見表をご覧ください。
Stable Diffusion Online
【特徴】生成物すべての解像度が高い。無料で使用可能。1度に1枚を無制限に生成可能。インストールして使用する通常の Stable Diffusion より多くの制限がかかっているため生成の自由度は低い。3Dイラストが好きな人におすすめ。
【商用利用】可能
【利用規約】
Bing Image Creator
【特徴】OpenAI社の「DALL・E3(ダリ・スリー)」というAIモデルを使用。ログインすれば画像を1度で4枚×15回(合計60枚/日)を無料で生成が可能。シンプルなイラストを使用したい人におすすめ。
【商用利用】不可
【利用規約】2023/02/01
AIいらすとや
【特徴】いらすとや風の画像生成AIサービス。ログイン後、1度で4枚×5回(合計20枚/アカウント)まで無料で生成できる。デフォルメキャラの画像を使用したい人はおすすめ。
【商用利用】可能
【利用規約】
Dream Studio
【特徴】AIモデルはStable Diffusionを使用。アカウント生成時75クレジットを受け取ることができ、1度に1枚の生成で、4クレジットを消費する。合計18枚の生成を行うことが可能。英語ではなく日本語でもある程度の生成は可能。
【商用利用】可能
【利用規約】2023/03/03
Canva
https://www.canva.com/
【特徴】1度に4枚×25回(合計100枚/日)の画像を生成することが可能。スタイルを変更することで、水墨画や写真のような生成物が作れる。サムネイルやプレゼン資料などを、生成した画像を貼り付けながら作成できる。
【商用利用】可能
【利用規約】2023/10/08
実際に作成してみた
今回は技術ブログで使用するサムネイルを、商用利用可能なCanvaとStable Diffusion Onlineで生成しました。
Canva
Canvaで生成した画像は色鉛筆で描かれたような柔らかい雰囲気のイラストであることが分かります。青いイルカがかわいらしく、ブログや名刺で使うことに適していそうです。
Stable Diffusion Online
Stable Diffusion Online で生成したものは、力強い印象を与えるような迫力があり、リアルな3Dアートであることが分かります。ゲームや映画のポスターとして使えそうです。
今回はブログとしてフレッシュな印象を与えたいと考えていたので、Canvaの方をブログのサムネイルとして、採用させていただきました。
まとめ
以上が、私が比較した5つの画像生成AIの比較と商用利用の注意点についての紹介でした。
今回紹介した中で私のおすすめはCanvaです。挿絵として、生成した画像を使用しサムネイルやブログ用の背景を作成することができます。今回ブログのサムネイルを作る中で、唯一、生成だけではなく、編集も可能なサービスだったことが理由です。
それぞれのサービスには、メリット、デメリットや注意事項が存在しています。注意深く確認し、自分のニーズや予算にあわせて、最適なサービスを選んでみてください。
※あくまで一個人が調査したものです。確実性や安全性の保障は致しません。自己責任での使用をお願いします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
株式会社エアリーでは以下のような技術ブログを作成しています。