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『Let's Have A Baby』朗読


プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読




あなたはいつだって

私にきちんと言葉にして伝えてきた。


「付き合ってください」

「結婚してください」


と。





ハネムーン後も

お互いの休みを合わせて

旅行に行ったり。



私も仕事をしているから

料理が面倒な日は

外食だったり、テイクアウトしたり。



手抜きな家事でも

文句を言うこともなかった。





ふたりで気ままに生活していたけど。


とうとう、この日が来た。



「子供が欲しいな」



ドキッとして

目だけを動かしてあなたを見ると

今までに伝えられた言葉の時同様、

真面目な顔をしていた。



私はまだ心の準備が出来ていなくて

仕事を理由に話をそらした。





ある日、あなたは、

私の好きな色の花束を買って帰宅した。


シャンパンに苺もある。



一気に華やいだ部屋で

花の優しさに包まれながら

ほろ酔い気分でいると。



「君と愛し合いたい」


なんて恥ずかしくなるような言葉を

いつになく真剣な目で言う。




あなたの望みは叶えられるかしら?


こんな私たちの元に

来てくれる子はいるかしら?


愛はたっぷりあるパパだから安心して。





もう観念して抱かれよう。

この世界一、私を愛してくれる男に。




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