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『Gigolos Get Lonely Too』朗読
プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読
*
女の子たちと話すのも割と得意だし、
気分よく過ごしてもらうための
配慮も忘れていないつもり。
だから、僕は、
それなりに女の子に囲まれている。
いわゆる、
『羨ましがられる』男なのかもしれない。
ただ、女の子たちはどこか、
僕を『みんなのもの』的に見ている。
ある一定のラインから
中には入らせないような。
僕もその感覚に慣れてしまったから、
すっかり恋に落ちることを諦めてしまった。
僕だって、誰かのものになりたいのに。
激しく想い合いたい。
気持ちをぶつけ合いたい。
ぐしゃぐしゃに壊れるくらいに、
誰かを愛したい。
「貴方が欲しい」と求められたい。
女の子たちの笑顔に囲まれても、
僕の心は孤独なままだ。
それなら、いっそ、独りになるか。
*
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