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NGO紹介#4 IOM シエラレオネ

こんにちは、インターンのありあです。皆様いかがお過ごしでしょうか。今回はAirfunding海外NGO応援プログラムに参加していただいている、NGOの紹介第二弾としてシエラレオネで起業家育成を行なっている国際移住機関(以下IOM)を皆様に紹介していこうと思います。
シエラレオネってそもそもどこにあるの?どんな国なの?と多くの疑問がある聞き馴染みのない国かと思います。そこでシエラレオネの基本的な情報も踏まえながらIOMについても説明していきます。

シエラレオネの基本データ

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シエラレオネの正式名称はシエラレオネ共和国です。アフリカ大陸の西側に位置していて首都はフリータウンです。人口は797万人で日本からシエラレオネまでは飛行機で30時間以上もかかります!シエラレオネはもともとイギリスの植民地で1961年に独立しました。独立後もすぐには安定せず、内戦や軍事クーデーターが起きており経済的社会インフラ(社会基盤)を確立させることが難しい状況でした。

内戦も落ち着き、経済的に少し軌道に乗った矢先、2014年にエボラ出血熱が流行します。他の国々と比べればまだインフラも経済的にも不安定で脆弱な国であるためこのエボラ出血熱の流行は国にとってかなりのダメージとなりました。エボラの収束後にはシエラレオネの経済を支えている鉱物資源価格が低下し、外貨収入が低減、経済的にもダメージを受けました。シエラレオネでは若者の失業率がアフリカで最も高く、3人に2人が失業、不完全雇用の状況に悩んでいます。経済的な安定、職を求めてヨーロッパへの不法移民となる人も少なくありません。


IOMのビジョンとミッション

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仕事をして家族、そして自身を養うためのお金を稼ぐ。私たちにとっての当たり前はシエラレオネの人々にとって当たり前にできることではありません。しかし今の経済的にも社会的にも脆弱で、明日を生きることに必死な状況の中、新たな道を開拓していくのは困難です。そこで起業したいシエラレオネの若者をサポートし国の成長を促そうとIOMが生まれました。

IOMのミッションは若者の雇用と起業の促進です。持続可能な発展のためには国外での仕事の紹介や移民として移り住むことではなく、シエラレオネで若者がビジネスを立ち上げ自分自身で運用することができるように訓練することが必要不可欠です。長期的なIOMのビジョンは、不法移民となる若者を減少させることです。


IOMの活動

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IOMでは主に三つの取り組みを主体としています。
1つ目は、雇用適性を高める職業訓練です。若い世代と女性の雇用機会がより上がるように職業訓練を通して約2000人の支援を行なっています。

2つ目は起業家になるための訓練です。自らの力でビジネスを立ち上げ運用できるようになれるよう、ビジネスのスタートアップの方法を提供し、マネジメントの高度なトレーニングを提供しています。

3つ目は不法移民抑制のためのキャンペーンです。先ほどもお伝えした通り、国が直面している困難な状況から脱するためにヨーロッパをはじめとする近隣地域に不法移民として滞在する国民が増えています。しかし不法に移民として他の地域に住むことは危険を伴います。そのため不法移民の危険性を伝える啓発キャンペーンを行うことで国内の成長を促しています。


最後に

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それでは今日も良い1日をお過ごしください。

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