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旧正月のおみくじと、思いがけない花火の舞

昨日2月12日は2021年の旧正月、同じ職場のベトナム人留学生のクオンくんは神社へ参拝に行ってきたようです。

神社で買ったおみくじを見せてくれたのですが、彼にはくじの意味がよく解らなかったようで、運勢の順を紙に書きながら説明しました。

↓彼の引いたおみくじ

こ「おっ、クオンは小吉だね!」

ク「しょうきちのことば、いいですか、わるいですか?」

こ「全然悪くないよ。でも一番いいのは大吉、すごいラッキー」

ク「らいきち…!」

こ「次にいいのが吉、結構ラッキー」

ク「けっこうらいきち…」

こ「次が中吉、普通のラッキー」

ク「ふつうのらいきち…」

こ「そしてこれが小吉、ちょっとラッキー」

ク「ちょっとらいきち…」

こ「小吉も悪くないよ。ちなみに悪いのは凶。」

ク「きょう?」

こ「ダメってこと。ここ、× (バツ)ってなってるでしょ?」

ク「バツ、ダメね!」


その後、おみくじの下に書いてある長いお言葉の説明もお願いされましたが、外国の子に向けてさらに噛み砕いて説明するとなると、とても難しいものがありました。

 
『流れに身をまかせて、暫く好機の到来を待った方が良さそうです。今、下手に行動を起こすと他人から批判が厳しくなり、我を張って主義主張を押し通そうとしても失敗します。ここはむしろ成り行きにまかせて小さな事にこだわらず、視野を広く持って、おおらかな気持ちで対応して行くことを心掛けましょう。』(実際のおみくじには全ての漢字にふりがなが記されていました。)

こ「『流れに身をまかせて、しばらく…』」

ク「ながれるのは、みずですか?」

こ「いや、うーん、そのままちゃんとしてたら、いつか良い事がやってくるってことかな。だから余計なことはしない方がいいんだよって書いてある」

ク「そのまま…」

 

こ「続いて、『ここはむしろ成り行きにまかせて、小さな…』」

ク「この『なりゆき』ってなんですか?」

こ「えー、つまりね、流れに身をまかせて…」

ク「ながれるのは、みずですか?」

こ「いや、うーん、そのままちゃんとしてたら、いつか良い事がやってくるってことかな」

ク「そのまま…」

こ「そう、そのまま!」

ク「そのまま!」

こ「…わかったかな?」

ク「はい。ありがとうございました!」

 

…大丈夫かな???

 

その後、旧正月について調べようと検索したら、なんとスマホの画面上に鮮やかな花火が!

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思いも寄らないサプライズにただただ驚きましたが、何より留学生の彼に声を掛けられなければ、きっと気に留めることもなかったであろうイベントに触れることが出来たような気がして、少し心が温かくなった早春の一日となりました。

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