見出し画像

無音での睡眠はよくない?

おはようございます!ランニングコーチの大野です。
今日は睡眠について。
「7時間以上寝たのになんだか疲れがとれない」
「夜中に何度も起きてしまう」
そんな方は必見の記事です。

今回は人間のメカニズムからどういった睡眠環境がよいのかをお伝えしていきます。
それでは、いってみましょう!

無音での就寝はよくない?

実は最近の研究では、就寝時に無音の環境はよくないと言われています。
なぜなら、人間の身体は無音時に寝るようには作られていないからです。
どういうことかというと、人類の歴史を紐解く必要があります。
これはスマホの光が体内時計を狂わすといったものと、非常によく似た人類の身体のメカニズムです。
人類がそのように作られていないため、夜中に起きたり、寝ても寝た気がしないといった症状が生まれます。
それでは、人類の身体について紹介していきます。

人類の身体のメカニズム

人類史で言えば、我々人類は約700万年間狩猟採集時代を過ごしてきましたが1万年前から農耕社会となります。
ここで大事なのが、僕ら人間の身体は狩猟採集時代から進化していないということです。
家電は毎年アップデートされますが、僕らはずっと人間1.0。
日光とともに体内時計が調節される【概日リズム】もずっと変わってきていません。

そして、ここからが本題に戻ります。
つまり、人間の睡眠のメカニズムも太古から変化していないということです。
では、人類はどのように睡眠をしていたか。

狩猟採集時代は、基本的に家を持たず遊牧民のように拠点を転々としていました。
なぜなら、狩猟して生きるためです。
実は、人間が【家】に居住するようになったのは農耕が始まり、安定的に食料を手に入れるようになってからです。(これ面白いですよね。)

つまり、狩猟採集時代はいつ獣に襲われるか分からず、寝るときには番犬や火を灯しながら睡眠していました。

つまり、
番犬が眠っている=安全
火の音が聞こえている=安全
ということが脳に刷り込まれており、いま安全だから眠っていいよと脳が身体に司令を出すのです。

この司令をうまく出せないと、深い睡眠であるノンレム睡眠(脳も身体も休んでる)、浅い睡眠のレム睡眠(脳は起きていて、身体だけ休んでいる)が乱れる原因となります。
寝たのに寝れた感覚がないのは、脳が起きていてレム睡眠状態が長い可能性があります。
脳が、【安全ではない】と司令を出しているかも。

上記の理由から、
犬を飼っている家の方が睡眠の質が高い
一人より家族で就寝している方が睡眠の質が高い
無音で真っ暗の部屋で就寝させると何度も起きる傾向が高い
という研究結果も出ています。

ではどのような睡眠環境がよいのか

先程の理由から、就寝場所の環境を整えましょう。
例えば、
焚き火のBGMを流して寝る
犬やネコと同じ空間で寝る

といったことがあります。

人類の本来の睡眠に近づけて上げえば睡眠の質は高くなるでしょう。
ですので、寝る前のスマホや蛍光灯の光は本当に良くないのでほどほどにしましょうね。

まとめ

今回は人類史から睡眠についてでした。
非常に面白かったのではないでしょうか。
実はベストセラー本のジョンレイティ氏著書「GO WILD」という本を参考にしています。
この本は睡眠だけでなく、人類史からいかに野生のように生きることの大切さを食事や運動、睡眠といった切り口で紹介されています。
今年読んだ本の中でもトップ3に入るくらい面白い本でした。
読んでいるうちに運動したくなり、食事も改善しなきゃな、早く寝ようと思わせる本でとてもおすすめです。

https://www.instagram.com/hayateooono

https://www.instagram.com/ooono.photograph

ランニング教室を開催しています。詳細は下記を


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?