【2020年の振り返り】おいしい!楽しい!大好き! テイクアウト&お取り寄せ編
テイクアウト、お取り寄せもたくさんした2020年。
なんかそれも2020年ぽいよねとか。
自粛だったり、猛暑だったり、新生児との生活だったりで、外食できないときも、家にいながら“おいしい”はいろんな場所に連れて行ってくれた。
ということで、テイクアウト&お取り寄せのおいしい!楽しい!大好き!もまとめました。
▶︎お店編はこちら
Los Tacos Azules(三軒茶屋・メキシカン)
住む街にタコス屋さんがあるって大事かもしれない。
マクドナルド、カルディ、TSUTAYA、タコス屋さん。
先の見えない状況、押し寄せる「おいしいものが食べられなくなったらどうしよう」という不安、代わり映えのしない食卓。
そんな退屈な日々から救ってくれたのが、その名も「サバイバルキット」。
いやん!ごはん楽しいじゃーん!
と、この状況をサバイブする術を手に入れ、その後テイクアウトとお取り寄せに没頭するのである。
やっぱり街のタコス屋さんはライフラインなのだ。
✾店内営業は今はモーニングのみ。サバイバルキットはインスタをチェック!
お惣菜・手作りの店 KIYOSHI(太子堂・惣菜)
これぞ、THE 鮭弁。
Simple is the bestを痛感。
昔から鮭弁が好きで、高校のとき「焼き鮭と梅干しがいい」って言って、まさにこんな弁当を毎日食べていた。
18年の時を超えて再会!と、思ったら、段違いの格違いにおいしかった。
鮭が違うし、焼き方が違うし、なんか冷えた米含めておいしくて、赤いねちょっとした梅干しも不可欠で。小さな透明容器の中に、完成された生態系できてる感じ。
✾元からテイクアウトのお惣菜屋さん。
マルサラ飲食店(三軒茶屋・ケータリング)
こちらにも美しい生態系がございました。
カラフルでポップな生態系。
「できたてがおいしい」って食べ物全般の共通認識だと思ってたけど、お弁当は冷めてこそおいしさが問われるよね。すごいよね(語彙力)。
あとさ、このわっぱ型のお弁当箱って、それだけで遠足な気分になるよね。
家で食べたけど、なんとなく陽の当たる窓辺の床に座ってピクニック気分で食べちゃった。
✾お弁当情報はインスタで。
食堂かど。(三軒茶屋・居酒屋)
もう一回いうけど、鮭弁が好き。
「お弁当はじめました」のインスタ投稿を拡大して、拡大して、「鮭弁あるんじゃね?」と思ったら、でっかい腹抱えて、西へ東へ探しに出かけたものです。
『かど。』は三茶に展開するマルコ系列の最新店舗。マルコのお弁当も何度か食べたけど、待ってたよ、鮭弁♡
いくらの醤油漬けも罪。親子共演はずるい。
はい、好き。
✾店内営業では昼は定食、夜は酒場。
帆帆魯肉飯(三軒茶屋・台湾料理)
最後に行った海外が台湾。去年のこと。
「毎年、行きたいわー台湾」ってつぶやきが、なんか別世界の話のように思える。
海外旅行なんて夢がはるか遠くかすんで諦めはじめた11月。
Google mapに見つけた、燦然と輝く「魯肉飯」の文字。
さっそく行くとそこは台湾でした。
紙のお弁当箱も台湾です。
魯肉飯も滷蛋も台湾です。
乾絲のサラダなんてビニール袋に入って口を結えた包装で、もう台湾。
もちろん味も台湾。
毎年どころか毎週通いたい最寄りの台湾となりました。
✾店内営業もあり。内装も台湾です。
創作カレーMANOS(太子堂・カレー)
「ひつこいよ」って感じだけど、去年までカレーが嫌いだった。
去年から少しずつ食べられるようになってきた。
カレー克服への道のハードルは、「おいしいカレーが食べたいけど、奥が深すぎてカレー歴1年にも満たない身で専門店に行くなんておこがましいんじゃないか」ってこと。
テイクアウトなら少しハードル下がる気がすると、自粛期間中結構食べた。
三茶界隈にはおいしいと評判のカレー屋さんが多い。三茶に近くてよかった!
カレーって楽しー!ってなったのが、『MANOS』の梅紫蘇ココナッツ鶏キーマと、胡麻とカジキと厚揚げのカレー。
カレー克服への道に光が射した。
その後、三茶の名店『サンバレーホテル』のカレーに出会い、「カレーの奥深さたるや…」と恐れ慄くのはこのあともう少し先の話。
✾店内営業もあり。イートインの盛り付けかわいい。
LA GODAIILE(松陰神社・ビストロ)
今年はクリスマスもテイクアウト。
「松陰神社のフランス」こと、『LA GODAILLE』のクリスマステイクアウトを。
一番おいしい前菜を家で食べられるなんて!
盛り付けただけで、我が家の #おうちごはん 史上最豪勢な食卓になってくれた。
ローストビーフは少し残しておいて、次の日サンドイッチにしてひとりで最後まで堪能しました。そこまで含めてクリスマスディナー。
✾店内営業あり。
MERCI BAKE(松陰神社・洋菓子)
クリスマスケーキもテイクアウト。
松陰神社で彩る我が家のクリスマス。
こんなにスイートで至福なピザがあっていいのだろうか。
タルトはフォークで食べるけど、ピザってことで片手で頬張らせていただいた。
食べきれなかったピザは、こっそりとっておいて冷えたのを食べると、それはそれでおいしかったりする。
残った1/4を冷蔵庫に隠しておいて、あとでこっそり食べたらやっぱりおいしかった。
どんな1年でも、クリスマスはやっぱり特別でいいよね。
✾イートインはお休み中。
PATE屋(田園調布・惣菜)
住む街にあったらうれしいお店をもうひとつ求めていいなら、PATE屋が欲しい。
バスに揺られて降り立つと、ほんの数十分なのになんか小旅行した気分になった。
木のトンネルの向こうにあるPATE屋さん。ジブリみすごい。
レバーパテ 、牡蠣ペースト ほうれん草入り、きのこペースト・そば粉入り、鱈とじゃがいものペースト。フムスはフーマス。
丸いプラカップを並べて眺めたい。
ホームパーティーの差し入れに持っていったら、気の利いたマダムの仲間入りできそうだな、と思いながら、朝ごはん、昼ごはん、小腹すいた夕方にちびちび食べた。
✾テイクアウトのみ。イートインしたい場合は隣のカフェで。
SEVOUR(田園調布・洋菓子)
秋はスイーツが食べたい。
世のマーケティング戦略に素直にハマり、スイーツ欲と向き合う日々。
生クリームもカスタードも実はそんなにしっくり来ていない私に、突如現れたバタークリーム。
バタークリームってずるい。
食べた記憶とかないのに、懐かしい。
過去になにがあったんだ!
なにがおいしいって、クリームのとろけかた?
ぬんって感じ。
スッと溶けるとか、消えるとか、ふわふわとかじゃなくて、ぬんって。
あと、角がピッてなってる感じ。
✾テイクアウトのみ。
マッターホーン(学芸大学・洋菓子)
いやはや、突如私の人生に現れたバタークリーム。
ハマったなら、とことんハマろうバタークリーム。
バタークリームと聞いて思い出すのは、『マッターホーン』のダミエ。元祖萌え断。
トレンドのふわんふわんスポンジというよりは、少しパサめのスポンジに十字に入ったバタークリームがぬんっ!
十字がクロスするところ地味にテンション上がる。
✾イートインあり。
珈琲とドーナツ ふわもち邸(用賀・ドーナツ)
ドーナツって、こくっとした歯応えの堅いドーナツとふわっとしたドーナツがあるけど、後者が好き。
粉砂糖かかってるタイプが特に好き。
『ふわもち邸』のドーナツは店名よろしく、ふわっにもちっ。
もちっと感が生み出す歪んだ円形が愛おしい。
ドーナツの穴は丸であるはずなのに。
歪んだ円形はドーナツの穴の哲学に影響するのだろうか。
全然関係ないけど、「ドーナツはパンじゃない」って昔先輩に言われたことを引きずってる。
✾テイクアウトのみ。
***
【お取り寄せ】
邦栄堂製麺(鎌倉・製麺所)
街からトイレットペーパーとマスクと消毒が消える頃、これはちょっとまずいかもしれないと思って、ひとまず麺と皮を取り寄せた。
冷凍庫に麺と皮がある安心感。
無心で餃子を包み、ワンタンを包む時間は、マインドフルネスだし、買い出しに行かなくても冷蔵庫のハムと卵であたたかなラーメンが実現するのは心を穏やかにしてくれた。
ちなみに安いロースハムしかないときは、ポニョ風ラーメンということにするといいよ!
unclef(豪徳寺・パン)
何より段ボールいっぱいに食べられるものが詰まってる景色ってホッとする。
実家が近いから仕送りのない人生だったけど、地方から東京に出てきた人たちにとって、お母さんから送られてくる救援物資はなによりも心を救ったんだろうなと想像した。
『ユヌクレ』のオンラインショップは、今年何度もお世話になった。
レモンケーキ、シナモンロールとカルダモンロール、そしてパンset。
今日はどのパン食べよう?って、史上一番ピースな悩みじゃないか?
TAYORI BAKE(千駄木・洋菓子)
『ユヌクレ』のスコーンとの出会いをきっかけに焼き菓子沼にハマった秋。
行き着いた先はクッキー缶。
手紙サイズの缶にきれいにぴったり納められたクッキーたち。その美しい納まりは、さながらモンドリアンの作品。
構成する要素は色、かたちだけではない。
チャイ、グリーンティーミント、ソルトレモン&ピスタチオ、チーズペッパー…。
味もカラフル!
大事に1枚ずつ、1枚ずつ。大切に味わって、毎日少しずつ。
なんていうことができる性格だったらよかったのになぁ。
ビーフン東(新橋・台湾料理)
新橋での予定は、昼前か午後早めにするようにしていた。
『ビーフン東』に行きたいから。
最後に行ったのはいつだっけ?
同僚と2人で行って、私は蟹玉のスープビーフン、同僚は五目の焼きビーフンを頼んで、バーツアンを半分こした。
そうそう、『ビーフン東』に行くときは2人で行くといい。バーツアンが結構大きいから、シェアするとちょうどいい。
あ、バーツアンってちまきね。
このバーツアンが取り寄せできると聞いて、すぐさま電話した。
張り切って蒸籠で蒸そうと思ったら入り切らなくて、三角のてっぺんが少しつぶれちゃったりして。
家で食べたからビーフンはないから、はじめて丸1個食べてみた。
丸1個食べられるのはうれしいけど、やっぱり、「ビーフンも食べたいから、悩ましい!」って悩みたい。
サラリーマンに囲まれながら湯気が立ち込めるカウンターで食べる風景を思い浮かべながら食べました。
ペリメニキッチン(幡ヶ谷・ロシア料理)
『BRUTUS』の餃子特集を見て、お取り寄せできると知ってすぐさま取り寄せたペリメニ。
ロシアの餃子。
いつだか「ペリメニ」という名を聞いて、その響きにキュンとしたときから、会いたかった餃子。幡ヶ谷の『ペリメニキッチン』も行きたいリストに入っていた。
お店の食べ方にならって、普段買わないサワークリームとディルなんて買っちゃって、ペリメニ実食のとき。
ゆるキャラみたいなネーミングに、ゆるキャラみたいなとぅるんとしたフォルムに油断してたら、ぎゅぎゅっと肉!
サワークリームとディル、しぼったレモンでさっぱりして、無限列車に乗ってマイ 餃子ランキングの上位に入りました。
餃子をサワークリームとディルで食べる日が来るとは思ってなかった。
水キムチ あらい(オンラインショップ・韓国料理)
あるとき無性に水キムチの存在が気になって、レシピを探して作ってみた。
思えばちゃんと水キムチを味わった記憶ってなくて、正解がわからない水キムチが完成した。
そうなると、水キムチの正解を食べたくなることから、逃れられるわけがなくて。
そんな折、Twitterのタイムラインに流れてきた水キムチがこれ。
正解の水キムチは、さっぱりしてるけど、うまみがあって、みずみずしくてフレッシュで、実は結構ピリッと辛くて。
汁まで飲み干したい飲めるキムチだった。
一緒に売ってる冷麺も買って、冷麺にして食べたら、冷麺食べる日に限ってその秋一番の冷え込みだったりして。
あれってなんなんだろうね?
でも、10年前韓国で冷麺食べたのも極寒の日だったな。
La grive(茅ヶ崎・お菓子)
毎年、見向きもしなかったシュトーレン。
そもそもレーズンが好きじゃない。
なのに、今年は10月くらいからシュトーレンが気になりすぎて、シュトーレンに取り憑かれた。
シュトーレン探索の中で、ひとつ選んだのが『La grive』のシュトーレン。
黒いビロードのリボンを解くとほのかにベージュの砂糖に包まれたかたまり。甘い香り。
「シュトーレンは真ん中から切るんだよ。薄く切ってちびちび食べるの」っていう誰かの言葉を思い出した。
薄くきれいに切れなくて、ホロホロ崩れた部分をつまみ食いする。薄く切れないことを理由に、初日から1/4くらい食べてしまった。
きび砂糖の優しい甘さが濃く入れた紅茶に合う。
クリスマスを待つシュトーレン。
「楽しみに待つということ 」っていうブリグリの歌詞が口からついて出てきた。
***
毎週のようにクール便が届いていた。
宅配業者さんに申し訳ないなと思いつつ、箱を受け取り、開けると、そこには夢が詰まっていて。
お店で買ってテイクアウトしたり、デリバリーで届いたものも開ける瞬間、ワクワクした気持ちになって。
「こんな時代だから」と、苦肉の策ではじめられたものもあるのかもしれないけれど、テイクアウトを探したり、お取り寄せが届くのを待ったり。感染拡大だけじゃなく、妊娠、子育てと家にこもらざるを得ない毎日の中での数少ない楽しみだった。
ありがとうございます。
そういえば先日、娘のお食い初めをした。
食べものを前によだれをダラダラたらす様子をみると、食いしん坊なんだろう。
もうすぐいろんなものが食べられる。
一緒においしいもの探して、いっぱい食べようか。
世界はおいしいものであふれている。
✾ちなみにお食い初めの料理もテイクアウト。
2020年、ごちそうさまでした!
来年もいただきまっす!
***
Instagram、noteでも「食いしん坊」投稿してるので見てね!
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