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手紙③ 病気と闘っているキミへ 「キミのペースで」 *10



ずっと病気と一緒だね
やりたいことができないかもしれない

みんなと一緒じゃないとか、ひとりで置いていかれるような気持ちになったりして
悲しく思うかもしれない

キミは、みんなよりちょっと大きめの荷物を持っているイメージかな
だからみんなより遅れたり、ゆっくりだったりは仕方がないんだよね

マラソンしたら、みんなそれぞれスピードが違うように
ひとりひとりのペースがあるんだ

ゆっくり走っていたら、早くビュンって駆け抜けちゃう子より、風景がよく見えるかもしれないし
途中で寄り道したら、面白い何かを見つけるかもしれないよ


そんなふうに、キミはキミのペースで
いいことを見つけて欲しいんだ



走らなくていい、立ち止まってもいいんだよ
止まったら『今いるところ』がよくわかる

ゴールだと言われているところは、
その時、誰かが決めただけでしょう?
ホントは、たどり着かなくてもいいんだよね

どうしてもゴールに着かなきゃいけないって
アセって、無理して、キミが笑えなくなっているのなら

『絶対みんなと同じゴールにつかなきゃダメは、違うよーーー!』
ってことを伝えたいな


キミが笑えることが、大切なんだ


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