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私の経歴を振り返る③

新しい職場でのマネジメントもだんだん慣れてきて、新店舗立ち上げメンバーに選んでいただきました。

店長と共に現地でゼロイチでお店を作り上げる経験は何にも変えがたい楽しい経験でした。アルバイトの採用、研修、日々のオペレーション組立、シフト管理。オープン前の準備は連日深夜に及び、晩ご飯は毎日近くのファミレス。とうとう行き尽くして今日はどこ行く状態でした。

オープン初日は怒涛の賑わい。車が渋滞して従業員が店にたどり着けない(笑! 商品搬入がバックヤードに入りきらず、外廊下に山積み(爆!
売れるスピードと品出しのスピードが全く追い付かず、とにかく機会損失しないように品出しをしていました。

1年ほどたったところで、集客も落ち、売上も落ちはじめてくると色々てこ入れが入るのですが。そんな時に私担当の店内レイアウトが酷い!と、全社メールで名指しでお叱りをうけ、対応力の低い私は激落ち込み。。。仲間からは励まされるものの、なかなか立ち直れないでいました。

そんな私、今の部署での仕事から景色を変えたくて、ちょうど募集のあった別部署のポスティングに手を挙げましたが、それも落選(涙。

後から聞いたところによると、そこへの希望者は私1人だったそうで、それでも選ばれなかった自分の力量の低さに、またまた気持ちを立て直すことが出来ないで腐ってしまったのでした。

そんな元気のない私を見るに見かねて、自分で会社を興した父が営業として今の会社に来ないかと言ってくれて、立ち直るきっかけをつかめないでいた私はそれに乗ることに。仕事では父親の世話にはならない!と豪語していたのに、すっかりお世話に(笑! 父から営業として、みっちり仕事を教われたことは今の私の大切な宝物です。その話はまた別の機会に。

あの時、残って頑張っていたら、今と違う人生だったかもしれない、
負けて逃げた自分のことを許すことができないでいました。
当時の会社を悪者にして暗い過去に蓋をしたりして。

だから会社を継ぐ自信もなく、できないできないと思い続けてきました。でも父が病気で倒れて、会社を継ごうと決意して、経営を学びに大学院に行くと、自分自身の考えが間違っていないことで自信がついたり、一方で自分が弱い部分が客観的に捉えることができたり、自分を相対化することができました。

人生は選択の連続で、選択した自分の今は絶対に意味がある。
そんな風に思えるようになりました。




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