47|演奏会翌日の余韻
昨日は定期演奏会本番でした。
いつも当日は本当にバタバタで、あっという間に本番も終わって、ぼーっと家に帰って疲れて寝るコース。
思い出を書いておこうと思いつつ、今日になってしまいました。
実を言うと、もう昨日の帰りは放心状態で、演奏会も終わったし、なんかもう死んでいいかなって思っていたくらいでした。
本番はお客さんから見えないところで朝から休みなく動いていて、準備とリハーサル、本番の後は片付け、いろいろハプニングもあり、家に着いたのは22時(早い方)。
本番もあっという間に終わって、終わったら終わったで、あー、あそこいつもできるのに間違えたなとか、やっぱりもっと練習しとけばよかったなとかいつも後悔して。
疲れ果ててクタクタだし、もう嫌だやめちゃえーって思ったり。
でも一日経って、よく寝て、部のLINEで送られてきた本番の録音聴いていたら、
あぁ昨日は幸せだったなって感じるんですよね。
緊張した同期とのソリはピッタリ合った。
ホールいっぱいに響く先輩のソロは透き通っていて本当に綺麗だった。
あの先輩がソロ吹いた時に先生笑ってたな。
ここ吹く時楽しかったな。
ステージからはお客さんの顔が意外とよく見えます。来てくれた友だちや、アンコール終わりに笑顔になってくれたお客さんの顔。
食い気味にいただいた拍手。
幸せそうなみんなの表情と「おつかれさま」の声、
直前でハプニングのあった先輩が、「最後まで出れた!」と来てくれたこと。
幸せ。やっぱりやっててよかったなと思う瞬間。
こうしていつも次の日になって余韻を楽しむ時間が、演奏会の醍醐味だなと気付きました。
死ななくてよかった。
今日も消えられなかった。
一緒に出られない子もいました。
事情があってもう楽器を吹けない・吹かないと決めたかつての同期、本番直前で体調を崩した子。
4年生と吹くのはもう最後だったし、今後休部するためにしばらくは舞台に乗らない子もいる。
もっと一緒に吹きたかったし、
あの子と吹くのも今日が最後かもしれない。
そんな貴重な時間。
演奏会当日までの約3ヶ月はとても長かった。
ずっと同じ曲を何時間も何日も練習して、本番はたった1曲数分。
それでも何時間もかける価値があるのが、吹奏楽だと思います。
大変だったけど、楽しかったな。
しんどかったけど、幸せだったな。
だから辞められないんだ。
ということで次は新歓と、夏のコンクールの準備です。珍しく冬春は長いオフ期間。
ゆっくり休もうね。わたし。
でももっと楽器上手くなりたいね。
しばらくは吹かないあの子やあいつに、成長した姿見せたいね。
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