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酔わなきゃ女を口説けないやつに用はない

これは私の復讐だったのかもしれない。

あとね、言霊は本当にあるのかもしれない。

立て続けに会った2人の後輩に「〇〇先輩に会いたい」という話をした。

数日後、先輩からラインが来た。

それから、実際に先輩に会うことになった。

先輩の家で。

「誰かから私が先輩に会いたいって言ってたの聞きました?」

「いや、聞いてないよ」

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数年前、私が愛とセックスをごっちゃにしていた頃、先輩とそういう雰囲気になって、キスをしたことがあった。

翌日、性欲と恋をごっちゃにしていた私は、先輩にぐいぐいアプローチした。

先輩は冷たかった。

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明日そのまま出勤できそうな服に着替えて、車に乗る。

久々に飛ばす夜の道路は気持ちがいい。

それだけじゃない。

すでに獲物が罠にかかっていることが分かっている猟師はこんな気分なんだろうか。

「阿婆擦れ」をかけた。

先輩の家に向かう私は最高の気分だった。

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今日も先輩からラインがくる。

また酒を飲んでるんだろう。

私の、私自身に対しての復讐は終わった。

あのベッドでおやすみ、さみしがりやさん。

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