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子育て業と自由業は似ている

今日から新学期。
子ども達は朝から元気に、学校へ出かけた。

「やっと、一人になれる」

去年からずっとうずうずしている。
作りかけの講座がいくつもあるからだ。
いさんでパソコンを立ち上げて、ファイルを開く。

少し冷めたコーヒーを口に含んで、ため息をひとつ。

せっかく時間ができたのに。

油断すると、スマホを手にとってInstagramを開こうとしている自分に気がつく。

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開業届を出して、もうすぐ3年になる。
「病院」「会社」という組織から飛び出して、「好きなこと=助産」を生業にしている。
といっても、妊娠出産・子育てに関する情報を発信しているだけなので、「助産師」というよりも、「ウェブライター」とか、「セミナー講師」のような名前の方がしっくりする気がする。

「好きなことを仕事にできて、羨ましいです」
「会社に縛られず、自由があるって、いいですね」

そんな風に言われることもある。
確かに、自分の頑張りがダイレクトに反映される面白さがある。
自分を縛って管理するものも、人間関係もない。
仕事の時間も、調整がしやすいし。

でもそれは、裏をかえせば、価値提供や収益は自分の頑張り次第だし、自分しか自分を管理してくれるものはないし、仕事の時間に区切りがない、とも言える。

「母親」になった瞬間から24時間365日ずっとずっと続けざるをえない「子育て業」に似ているなぁと、思った。

「この方針でいきましょう」
「ペースが少しゆっくりすぎます。急ぎましょう」
「締め切りに遅れています」
「このやり方は、不適切です」

そんな風に、管理してくれる存在があって、その通りに実行するだけだったら、うんとラクなのかもしれないな。

「楽しいかどうか」が気になるけれど。

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