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#4.優しさは虹色のグラデーション

人の行動の奥にある想いを感じることは、とても難しい。
表面に出てきている事実は同じでも、その奥にある想いを汲めるかによって、人生の奥行きが変わってくる。

学校から帰ってきてお腹ぺこぺこの子ども達に、急いで夕飯を作ることも愛ならば、美味しいおやつをあげることも、愛。
嫌いな野菜を食べたがらない子どもに、細かく刻んで何とか食べさせることも愛ならば、「誰だって苦手なものはあるよね」といって許すことも、愛。
学校に遅刻しないように子どもをたたき起こすことも愛ならば、自分で起きられる子になるように敢えて遅刻させることも、愛。

ついつい、自分の考える「正しさ」だったり、自分の考える「形」以外を、非難したり「悪」と決めつけたり、そんなことをする人を責めてしまったりしがちだけれど、その「形」の奥にある想いは自分と一緒のことも多い。
今は沢山の情報や知識や、誰かの「形」や「結果」をSNSを通じて知ることができる。けれど、そんな”切り取られた”情報だと、その奥にある想いが見えなくなっていることも多い。
同じ「優しさ」という一つの虹であっても、切り取る場所によっては無限の色のグラデーションがある。

そんなグラデーションを感じられる感性を、常に大切に生きて行きたい。

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