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ひとつ屋根の下で対話をするための一歩

昨日は2022年最初の新月。今年の誓いを立てるのにちょうど良し…と思って「対話」というテーマを据えたら、いきなり不機嫌なパートナーに当たり散らかされて、話すどころか食欲減退…新年早々、大きな壁にぶち当たる日に。

でも。今年は。今年こそは。変わりたい。変わろう。そう決めたので、辛抱して向き合うことにした。2022年、4日目のその地道な記録。

さぁ、今年、本当に私は変われるのでしょう・・・か!?

話ができない人にどうするか

わが家のパートナーは純粋で繊細。図太くがさつな私とは対照的に、ずっと細やか。すごく現実的で慎重。私がぶっ飛んでいる(と私自身も認識しているぐらい)なので、パートナーからしてみたら、ほぼほぼ、いつも私が甘い。危うい。間違っている。

その色眼鏡で見られているので、なかなか話の真意も伝わりづらい。頭から否定されることもしばしば。いや、冷静な時には多少の話もできるのだけど。まぁ、それは私も一緒か。熱くなっていると、話ができない。聞けない。

昨日もそんな状況で、カチンとくるような言葉の連鎖。うぐ…と言葉に詰まったら最後、言い返すこともままならない。そんな時は距離を取るに限る。

時間を空ける。間を取る。落ち着くまで、物理的にも心理的にも距離を取る。話のできない相手に直面したらどうするか。結論は無理に話をしないことだと実感した。

話をしない、といっても、ずっとしないわけじゃない。その場でしない。急がない。時間を置いたからって、すぐ死ぬわけじゃない。焦らない。どうどう、私。冷静になれ。熱いときほど、投げやりな言葉が口をつく。思いもよらない言葉で相手を傷つけてしまう。きっとそれは相手も同じ。本心じゃないんだ。そう信じて待つこと。あぁ、待つって本当に大事だ。妊娠出産でも、子育てでも、夫婦間コミュニケーションでも。今すぐどうこうできることなんてたかが知れている。信じて待つ。このことの尊さをちょびっと思い知った三が日だった。

直感で降ってきた今最大の課題

明日から私たち夫婦は仕事、三男は保育園。午前中は散髪と氏神様へ新年のご挨拶に。お昼にラーメンを食べてから神社へ向かった。

午前中より列は短くなっていたけれど、葛飾八幡宮には昼過ぎも人がいっぱい

お賽銭を投げて、直感で降ってきた願いは「パートナーとしっかり対話できますように」だった。あぁ、これが今、私の直面している、最大のテーマなんだ。ここを乗り越えずして、何も始まらないし、どこにもたどりつけないんだ。神様、苦手ながら、どうにかやってみます。見ていてください…。

そうして、こうして、待っていたらチャンスはやってきた。帰宅して、しばらくのんびりしてから「買い物に行きたい」とパートナーが子どもたちを外出へ誘っても、家でぐうたらしたい兄弟は動かない。「仕方ない、私が行くか」と重い腰を上げたら、「一番来ないでほしい人なのに・・・」とやや苦笑い。この流れはもう行くしかないよね。はいはい、行きますとも。で、渋々、連れて行ってもらった。

子どもがいないから、真剣に口論になることもあるし、逆に、落ち着いて話せることもある。スーパーや古本屋をぶらぶらしながら、移動の途中も含めて、何をどうして欲しかったか、とつとつと話し始めるパートナー。私も口に出かかった言葉をぐっと堪えて、聞き役に徹することができた。

対話を始めるためにまずやること

そして夕ご飯どき、念願の家族会議を復活することができた。まだ1回やった、というだけだから、これからやり続けることが何より大事だとは理解しつつ。それも「やろう」という私の声掛けに、パートナーが進行を率先してくれて、そこは私も譲りつつ、1月をどう過ごしていきたいか、子どもたちと話すことができた。6歳の三男は早くアニメ(ぼのぼの)を見たくて、話し合いの時間に耐えられず、不満ありありの態度だったけど(;^_^A それも続けることで徐々に慣れていけるだろう。

1月のそれぞれの目標は「かぞくのノート」に記した。「お金の流れが不透明だ」と不満を爆発させたパートナーの要望に応えるため、1カ月の家庭の成績表として、簡単な収支をまとめた家計簿も一緒に付けていく。(これが、何にいくら使ったかを毎日メモして、総計を出すって、パートナーは軽く考えているようだが、想像以上になかなかにしんどいのだけど…)

「かぞくのノート」をnoteにアップしているのを見て、6年生の次男には軽やかに笑われた…

家族だから、言わなくてもわかるだろう。家族だから、当然できるだろう。そんな甘えの先にある衝撃のトラブルを2021年、回避できず、それは起こるべくして起こったんだと今はとても反省している。起こったことは取り返しがつかない。だから、今できることを尽くす。今年はたくさん、家族で話をしていきたい。そして、話す前にまず聞きたい。相手が今、何を見て、何を感じ、何を考えているか。家族の言葉を受け止められる存在でいたい。

対話をするためには、まず話す習慣があることが大前提になる。そして、話す習慣をつくるには、伝えること以上に、聞き役に徹することが必要だなと痛感した新月から今朝にかけてのやり取り。せめて今年は忘れずに、繰り返し、思い出したい。聞こう。耳を、心を傾けよう。大切な家族を最優先して過ごせるように。

安心して産み育てやすい社会を作るため、また社会全体で子育てを支援する仕組みを作るため、サポートいただけると嬉しいです。いただいたサポートは、あいのちの活動で使わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。