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Already:もうそこにある真の価値を認めて

コーチングは相手の意思に反して、あなたならこうできる、こうすべき、と激励することじゃない。でも、支援したい気持ちが強くなりすぎると、その罠にはまる危険性がある。はい、過去にまんまとハマりました。情けない。

子育ても、子のためを思い、子の幸せを願い、あれやこれやと大人は手を出し、口を出す。でもそれは、子が望むかかわりじゃないことがままある。いや、大人の余計なかかわりは、ほとんどそうか。。。はい、たくさん失敗してきました。うちの子らよ、未熟でごめん。今でも気を抜けば、そんな泥沼にハマりそうになること、この上ない…。

でも、真のコーチングは、相手の中にある答えを引き出すこと。相手に今あるものを信じて、今あるその存在を認めて、エンパワメントすること。それが私の求める答えなら、聞かれてもいないのに、コーチが自ら提案するなんて、馬鹿げてる。相手が提案を求める場合を除けば、聴き役に徹し、信じて認めること。相手がまだ気づいていない、相手の真の価値に気付いて、その魅力を引き出すこと。それに尽きる。

私の経験から言えば、人は、望む結果を手に入れるための計画を詳細に練ったところで、必ずしも奮起するわけではありません。自分がなぜ、その結果を望んでいるのか気づいたときに、やる気が湧いてくるケースがほとんどなのです。

ヘスン・ムーン「未来を変えるコーチング」p.33

ダメだ、そう感じたときには、既にその視点が自分自身へ向いている。ダメだと理解しているなら、その目には行くべき未来が見えている。本当に望むことに気づけたとき、やってみよう、考えてみよう――そんな意欲が生まれている。

もう、相手を責めて、自分を責めるのはやめる。今ある力を、その存在を、認めて、前に進むだけ。今までだって、そうしてきたんだから。


ヘスン・ムーンの「未来を変えるコーチング」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より、コーチングの土台となる言葉を編んでみる。自身の体験に照らして。私たちの未来が、エンパワメントにあふれたものになるように。

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